不動産屋さんは部屋を売るのではなくて、環境を売るように変わっていくのかもしれない。

学び

昨日、マンションのモデルルームをみにいきました。

折角みるんだからと、2つみてきました。

まず1軒目のモデルルーム。

モデルルームにつくと、まずは、住まいについての希望やどれぐらいお金をもっているのかのアンケートを書かされて、それからマンションの説明に移るといった流れです。

まずは、打合せルームで、部屋についてはもちろんのことながら、立地のよさ、例えば、日当たりがいい、駅に近い、学校が近い、スーパーが近い、病院が近いなど説明がありました。

その後、実際にモデルルームに入って、内部をみていきます。ディスポーザーがついているとか、床が二重床になっているとか、床暖房がついているとか、共同玄関が2重ロックになっているにも関わらず、泥棒がドリルであけようとしても鉄板が入っているのであかない各部屋の玄関扉などの紹介がありました…。

そして2軒目のモデルルーム。

間取りやサービスは1軒目ほとんど同じで、価格もそれほど変わらい、ただ、マンションの周辺環境が一軒目に比べて少し悪かったです。営業さんはそれを理解しているのか、「1軒目のモデルルームに比べて駐車料金が安いですよ。」といった点をアピールポイントに使っていました。

うーん、駐車料金が安くても…環境が悪いんじゃねぇ…といった感じ。

というか、アピールポイントが駐車料金って…

…。

この2つのモデルルームの訪問を通じて、間取りや細かいサービスは、勿論大事だけど、『まずは立地なんだよなぁ』という感想がこみ上げてきました。内装がめっちゃいいけど、不便だと、やっぱり買わないだろうなぁと。

そうなると、不動産屋さんというのは、「いい土地を安く買ったもん勝ち」なんじゃないかと思ったりしてしまったのです。

内装でいくら工夫しても、2重ロックに加えて鉄板入り玄関扉をつけても、立地が良くなかったら、買ってくれないんです…。ちょっと寂しいかなと思ってしまいました。

んでね、ちょっと考えたんです。そして、気づいたんです。

実は、不動産屋さんの本当の仕事って、環境のよい土地をみつけて安く買うことではなくて、環境のよい土地をつくることなんじゃないのかなって。

最近、スーパーが入っていたり、病院がはいっていたりするマンションありますよね。あれは、立地の良さをマンション側が作り出している1つの例なのだと思います。

スーパーや病院以外にも、学習塾やジムを併設するなど、日々使うインフラをマンションの周りにもってくることで、立地の良さを生み出していけるんだなぁと思いました。

んでね、もう少し考えたら、もう1つ気づいたんです。

単にもってくるだけでは、ダメなんです。「質」がよくないと!病院でも、病院によっては口コミで「あの病院だけには行きたくない」という病院ありますよね。。あの学習塾に通っても、結果でないよとか。。。

となると、立地の良さを生み出すためには、「インフラが近くにある」+「インフラの質がいい」がセットになる必要があるってことになりますよね。

さらに考えると、不動産屋さんの仕事は、インフラの誘致をすることに加えて、インフラの質を高めていくことで、その土地周辺環境全体の価値を高めていくことなんだろうなぁと思ったりします。

既にインフラが整っている場所でも、そのインフラの価値を高めていくことで、人を呼ぶこともできるし、マンションの販売価格だってあげられる可能性がある。また、インフラが整ってない場所でも、インフラを誘致して、その質を高めていくことができれば、人が集まるかもしれないわけです。(ただ、仕事があるという前提がつくので、その点は、今後在宅勤務などが進むとまた変わってくるかなと思っています。)

不動産屋さんか、学校か、スーパーか、はたまた行政か、だれかはわからないけど、誰かが、インフラの懸け橋になって、インフラを誘致して、質を高めていくことができるとマンションの新しい価値ができて楽しいかなと思ったりします。

そんな地域ができると、プレゼンの内容は、こんないい病院がまわりにあって、この学校はこんないい学校で、このレストランは食べログTOP100に入っているんですよとかそういったことになるのかもしれないです。

妄想失礼しました。。

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