EV(電気自動車)関連株への投資は時すでに遅し!?

今日は車の記事です。

ほぼ万年助手席男子(一応免許はもってるけど運転は妻に頼りっぱなし)かつ車の種類や構造に無頓着な私ですが、最近ひょんなことからEV(電気自動車)に興味をもちました。今回は、EVの現状を把握すると同時に、EV関連で株を買いたい企業を探す目的で記事にしています。EVはこれから(すでに)大きなトレンドの1つなので、追いかけていこうと思っています。

EVに興味をもった理由

最近、電気に関する2つ事柄が私の前によく出てくるようになりました。1つはテスラモーターズ。会社が倒産しそうだとか、株価が上がってるとか、ツイッターでイーロンマスクCEOがMBOすると発言したとかなにかと話題になっています。もう1つは「バッテリーシンギュラリティ」。太陽光発電で得た電気を蓄電池に貯めることによって電気の自給自足ができるようになり、電気代が現在よりも安くなっていく可能性があるよという話。

これらのニュースから、EVの普及が始まりだして、家庭用電気が安くなるってことは私のそばにも電気自動車が近づいてきていて、生活が変化していくのかなと思うようになりました。そして多くの人がEVを使う世界になったらどうなるのか、今から投資チャンスはないのかななどと考えて始めたわけです。(個人的には、自動運転EVを快適環境にして好きなことろに家族で行きたいなぁとか夢見ています。)

本で調べてみました。「決定版 EVシフト」

EVを取り巻く環境をなるべく大局的に書いてくれている本はないかなと探していたところ書店でこの本をみつけkindleでぽちっとしました。様々な視点から書かれていてとても勉強になりました。(ご興味あればぜひ手に取ってみてください。)

 
以下ポイントだと感じた部分を簡単にまとめてみます。

●国がもつ課題解決のために、政府がEVを推し進めている国がある。(国策としてのEV)

●日本政府は、EVに関しては市場原理にまかせている。(中国やヨーロッパと比べると、日本がEVを国内に普及させなければならない強い理由はない)

●EVは現在ガソリン車と比べて機構がシンプル。故に日系メーカーの車作りの良さが生きない

現状電池価格が高いためEVがガソリン車を凌ぐ利便性や経済性を実現できていない。(テスラが売れているのは、近未来型のかっこいい高級車をアーリーアダプター向けに売っている。マーケティングがはまった形)

●消費者が車を選ぶ基準は利便性や経済性であって、電気かガソリンかではない。

電動化は自動運転と相性がいい。

本にも書かれていましたが、ガソリン車の利便性、経済性を超えない限りは一般消費者にEVを市場原理で浸透させるのは難しいので、国が補助金等で産業を成長させていく必要がありそうです。それをする国、しない国で普及に差が出そうです。

EV関連日本企業の未来は?

「EVシフト」の内容からEVの普及が最初に進むのは、残念ながら日本ではなくヨーロッパや中国のようです。日本は車による深刻な大気汚染があるわけではないですし、政府がガソリン車を規制している訳でもなく、そもそも現在のガソリン車をメインとした自動車産業が世界でもトップクラスの規模を誇っています。従って、日本国内にEVが浸透するには理由が足りないのが現実です。でも、世界はEVに向けて動き出している。グローバル化により日本企業は世界の需要に応えていく必要がある。ということは、日本企業の中にも世界で拡大するEV需要を取り込んで成長していく企業があるはず。ということで、そういう分野はないか考えてみようと思います。

自動車メーカー

まずは、主役の自動車産業。「EVシフト」には日本の自動車メーカーは出遅れたという内容が記載されていました。トヨタ自動車や日産自動車の売上の7~8割以上は海外で販売された分ということを考えると、出遅れてはいるもののなんとかEVに対応していく必要がありそうです。また、トヨタ自動車は自動車部品メーカーのデンソーをグループ会社としてもっています。EVの生産を増やすことによって使う部品も変わってくるとなると、デンソーの改革も必要になってくると思われます。ということを考えていると、EVシフトが急速に進むと日本の自動車業界はピンチになるのではないかと思ってしまいます。日本が自慢できる業種だけになんとかピンチをチャンスにしてほしいけど、投資という意味では静観するしかないといった感じでしょうか。

二次電池メーカー

日本の二次電池メーカーのトップは、パナソニック。テスラと合同でギガファクトリーを作って供給しています。トヨタ自動車とは二次電池で協力していくことは決めているものの、現状供給しているのはテスラがほとんど。一方で、BMWに供給している中国メーカーCATLが売上を伸ばし存在感を増している。日産自動車とNECの子会社だったオートモーティブエナジーサプライは、先日中国ファンドに売却されようとしていた。(ファンド側から入金がなかったため成立していないようです。)また、将来的に中国で二次電池の生産が膨れて供給過剰になるといった予想もネットにはありました。普通に考えると、パナソニックにかけるのはリスクが大きいように思えます。全個体電池もしばらく後の話になるようだし。こうみてみると、日本の二次電池メーカーへの投資タイミングはいまではなさそうです。

二次電池材料メーカー

続いて二次電池の材料メーカー。二次電池の材料は、正極・負極・電解質・セパレータです。これらを作っているのは、化学品メーカです。国内の二次電池メーカーに現状あまり期待できないとすると、これらの材料を輸出しているメーカーがあればチャンスだと思います。ただ、化学品メーカーは先日記事に書いた信越化学工業のように様々なものを作っているので、トータルで判断する必要はあると思います。さらに、国策で国内産材料を使うように指示が出る国もあるようなので、そこらへんは注意する必要がありそうです。感覚的には、自動車メーカー、二次電池メーカーよりも可能性を感じるポジションですが、積極的にというと難しいかなぁ。他の分野で基盤があってそこに二次電池材料もやっている企業というのがよいのかもしれません。

その他

ここまで色々みながら考えてくると、EV生産という視点での株式投資はもうタイミングが遅いのでしょうね。。すでに色々なことが明らかになってきていて、投資家はその先を見据えて投資しているのである程度現在の株価に反映されているんだろうなという感じを受けます。もっと未来のことを考えないと意味がないのかと思いました。

そこで出てくる考え方が、「EVシフト」にも書いてあった移動サービスとしての車「MaaS(モビリティアズアサービス)」。EV・自動運転・シェアリングが進むことによって実現される未来からどんなことが起こるか考え、そこから逆算で投資先を考えるとよいのかもしれません。以下は私の妄想です。よろしればご覧くださいませ。

EVカーシェアリング

現在でもカーシェアリングは進んできていますが、さらに自動運転と絡めることで電車に変わる通勤手段として駐車場と駐車場を結ぶようなEVカーシェアリングが進みそうです。駐車場でなくとも必要なときにきてくれる無人タクシーのようなものが当たり前になる日がきそうです。

無人配達

自動運転で荷物を運ぶようになる。そういった運送会社や通販会社はでてきそうです。Amazonが最初かなぁ。と思ったらすでにクロネコヤマトがDeNAと組んで「ロボネコヤマト」なるサービスを開発中らしいです。今まで以上にアプリなどのソフトウェアを開発できる企業が大きくなっていくのかもしれません。そんなこと言ってたらDeNAの株を買いたくなってきてしまいました。昔、南場会長の書いた「不格好経営」を読んでで熱くなったなぁとか思い出しまして。DeNAのIR情報をちらっとみたけど、ゲームを基盤に今後新規事業を伸ばしていく方針みたい。日本のAI事業をけん引していくような企業になるだろうか。そうなると判断するならば株を買う理由になりそうです。

移動●●(移動オフィス・移動レストランなど)

自動運転になることで中の人は自由に使える時間が増える。するとその中で余った時間を他のことに使えるとなるとそこで消費が生まれます。例えば、移動オフィス。移動時間も仕事ができるように社内を事務所と同じような環境にしてみるのはどうでしょうか。綺麗な景色を自動運転の個室空間で満喫しながらシェフの料理を味わうのもよさそうです。EVのカスタマイズサービスを担う会社が出てきそうですね。

まとめ

今回はEVの現状を押さえつつ、関連する企業がどのような状況にあるのか調べ考えてみました。EV生産への投資という意味では、すでにEV生産へ向けて多くの企業が舵をきっており今から株の購入を考えるのでは遅いという印象です。そして、日本企業は国内の需要が現時点ではあまり期待できないので海外へとなる訳ですが、海外は中国の台頭で競争が厳しく先行きがよくわかりません。ネットの情報をみていると二次電池の素材はまだいけそうな感じはしますが、株価が期待ですでに膨らんでいる可能性もあるのでよくみないといけないと感じます。

現時点では積極的にEVが普及していく理由を見つけにくい日本ですが、AIを絡めたMaasは都心を中心に進んでいくと思います。Maasに絡めて必要になるサービスを提供する企業に投資するのはまだ間に合いそうです。ちなみにDeNAの決算書では、2020年にようやく新規事業の骨子をきめてそこから拡大していくという趣旨で書かれていました。こういったことを考えている企業は他にもあると思います。そういったところをみつけていくのも1つの方法と思います。

今回このEVを調べたことで、投資の方針がより明確になったと思います。1つは経営が安定していて現在~近未来の需要がある程度予測できる企業を割安になったタイミングで買う。もう1つは、未来の社会にインパクトを残しそうなサービスを始める会社の株を買う。2つ目はギャンブルに近いものになる感じがあるなぁ。経営陣やビジョンをよく見て選択していく感じになるでしょうか。

EVのことを考えてみたら思わず色々なところに話が飛びました。こうやっていろいろなことを考えてみることで分かってくることがあるなぁと感じています。次回は、DeNAなど未来へ向けたソフトウェアを作っている企業を調べてみようかな。ではでは今日はここまでです。

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