やりたいことを見つけるまでのプロセスを楽しむという考え方。

学び

突然ですが、あなたのやりたいこと(仕事)はなんですか?

こんな質問をされた時に、「私は、○○です!」とはっきり答えられる人はそれほど多くないのかなと思います。

私も、この質問に対して、勿論はっきりとした答えをもっていません。。はっきりともっていないなら、前職を辞める必要はないのでは…と思われそうですが、前職は自分にあっていないということが分かったので辞めたという感じです。。

今日は、この「やりたいこと」について少し考えてみようかなと思います。

仕事を決める上での要素を考えてみると、以下の4つかなと思います。

1. やりたいことかどうか
2. 能力
3. 市場
4. お金

だいたいこの4つの要素を天秤にかけながら、仕事を決めると思うのです。

たとえば、やりたいことが既に決まっている人の場合は、重要なのは、やりたいことをやれることになります。すると、その市場がどれぐらいの大きさで、その市場に受け入れてもらうためにどのぐらいの能力があればいいのかという話になり、あとは努力を重ねていくという感じですよね。そして、能力の結果で、もらえるお金が決まっていくという話ですかね。(Aパターン)

一方で、やりたいことが決まっていない人の場合はどうなるかというと、まずは生活するために就職しないといけないので、自分の能力、市場の大きさ、お金を天秤にかけながらある程度やりたいこと(まぁこれでもいいかなというレベル)で決めていく感じになると思います。私の最初の就職は、まさにこれでした。自分を受け入れてくれる場所でまずは仕事をしてみるといった感じ。(Bパターン)

…これをみていると、この2つのパターンを行ったり来たりするのが人生における仕事だったりするんじゃないかと思ったのです。

勿論、メジャーリーガーのような一握りの天才達は、やりたいことが小さい頃に決まって、それに向かって並々ならぬ努力を続けられて、今のポジションにたどり着いているので、行ったり来たりはありません。

でも、プロ野球選手だって、戦力外通告を受け、残念ながら野球を辞めなければならなくなると、自分を受け入れてくれる場所で働き始めることがありますよね。プロ野球の世界に入った一握りの人でも、移動する可能性があるってことなんです。。

一方で、最初はこの仕事をまったくやりたいと思っていなかったけど、仕事をある程度続けていくうちに、「あっ、これ大変だけど、やりがいあるかも」とか思えるものに当たると、BパターンからAパターンに移動する場合もあるかもしれません。でも、またそこでたとえば競争にさらされて、AパターンからBパターンに移動するかもしれないです。

と考えてみると、勿論「やりたいこと」をやれることに越したことはないとは思いますが、現段階でやりたいことが見えていなくても、いつかはめぐり合う可能性があるので、気長にやったらいいんじゃないかなとも思ったりするのです。

そもそも、スポーツ選手やプロ棋士のように小さい頃から稼ぐイメージができるものを除いては、大学卒業までに「私は、これがやりたいことです。」と決まる人はなかなかいないのではと思います。だから、最初はBパターンに入るので、仕方ないと思います。

ただ、Bパターンにいる間にも、Aパターンに近づく努力は必要だと思うのです。それは、経験を積むことと能力の開発かなと思います。経験を積むと、その仕事が自分に合っているのかはわかると思うのです。そして、能力を開発することで、色んな経験を積める可能性が増えて、色んな経験の中から、自分に合っていることを見つけることができるかもしれないなと思ったりするのです。

ある程度の年になっても自分探しをしているという人がいると、その人を否定する人もいるけれど、私は一生懸命に自分探しをしたらいいんじゃないかなと思うのです。所属している場所に貢献する形で自分探しを続けるのは、個人の自由じゃないかしら。

自分のやりたいなと思えることに出会えるまで、自分を開発しながら働いていくというプロセスをまずは楽しんでいきたいなと思います。そして、運よく「これだ!」って思えるものがいつかみつかるといいな。

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