短期留学(フィリピン)で身につけられること

旅行

フィリピン・イロイロから4回目の発信です。

こちらにきて3週間が経ちました。前回更新時よりも今回の方がさらに環境に慣れたという感じです。フィリピン人が移動時に利用しているジプニーという乗り物にも現地のルールに則って迷惑かけずに(たぶん)乗っています。一回乗るのに、10ペソ(30円)くらいで、そのジプニーが走るルートであれば、好きな場所で乗って、好きな場所で降りることができます。結構便利ですよ。

こちらがジプニーの写真です↓
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このジプニーは、日本が太平洋戦争時代にフィリピンに残したジープを利用してできたサービスとのことでした。戦争時に利用されたものがこんな形で生き残っているというのは驚きです。

さて、今回は、学校生活について少し書いてみようかなと思います。

私の平日のスケジュールは、8コマの授業と、2時間の自習という感じです。具体的に書くとこんな感じです。

7:30~7:50 朝食
8:00~8:50 1時間目 グループでの会話クラス
9:00~9:50 2時間目 マンツーマンの会話クラス
10:00~10:50 3時間目 マンツーマンの会話クラス
11:00~11:50 4時間目 マンツーマンの文法クラス
12:00~13:00 昼食+昼休み
13:00~13:50 5時間目 グループでの文法クラス
14:00~14:50 6時間目 マンツーマンの会話クラス
15:00~15:50 7時間目 グループのプレゼンクラス
16:00~16:50 8時間目 マンツーマンのライティングクラス
17:00~18:00 自由時間
18:00~20:00 夕食+自由時間(この時間にシャワーとか浴びる人が多いです。)
20:00~22:00 自習場所での自習時間

という感じで、授業終わると結構ぐったりという感じです。

ここから少し詳しく中身について書いていこうと思います。

○授業について

先生は、フィリピン人がほとんどですが、一部英語ネイティブの方もいます。(私の場合は、プレゼンのクラスがネイティブの先生です。)フィリピン人の先生の多くは、20代ですが、英語は勿論堪能です。私を担当してくれている先生の何人かは、アメリカ企業のコールセンターで働いた経験をもっていて、その時にアメリカ英語をトレーニングとしてしっかり学んだということでした。ただ、先生によって、モチベーションの高さに違いがあったり、教え方が上手い下手はあります。そういうことは、素直に先生を統括している人に伝えると先生の変更に対応してくれるので、そこらへんは安心して授業を受けられますね。

授業の内容は、時間ごとに違います。会話クラスでは、その時によってフリートークになることもあれば、テキストを使用して、そのテーマについてどう考えるかなどを話し合うこともあります。授業を受ける中で思うのは、日本語で話すのも難しいことを英語で話さないといけないということが結構あって、なかなか厳しいということ。(例えば、女性の喫煙についてあなたはどう考えるか?とか、あなたにとっての幸せとはなにかとか・・)英語の勉強+ディスカッションの練習をしているような感じです。

プレゼンのクラスでは、2週間に1度なにかについてプレゼンをすることが求められます。テーマを自分で設定し、それについて、クラスメートに対してプレゼンするという感じです。カンペを読みつつという感じでされる方が多いですが、なかにはプレゼンが上手な方もいて、うまいなぁと感心したりしています。

あとは、ライティングですね。毎日夜の自習時間の際に、学校が設定したテーマ(例えば、『ここ10年で最も発達した科学技術はなんだと思うか、持論を述べなさい』)に従って、文章を作成し、その内容をライティングの時間に添削をしてもらう感じです。これも、テーマが結構難しいものが多くて、なかなか厳しいです。

最後に、週末には毎回小テストがありまして、月末には、レベルチェックのテストがあります。レベルチェックは、リーディング、リスニングはTOEICで、スピーキングとライティングは、実際に先生と会話しながら進めるそうです。

総じて、結構タフな時間を過ごしていると言えるかなと思います。

○生徒について

私が行っている学校は、韓国資本の学校ということもあって、7割は韓国人です。残りの2割が日本人で、最後の1割が中国、台湾と言った感じです。年齢ですが、韓国人の学生は若い人が多いですね。推測ですが、おそらく韓国では、東南アジアで英語を学ぶというのがある程度普通になっているのかなと感じました。彼らが来ている理由を尋ねると、いわゆる有名な企業に就職するためという答えが一番多いように思います。

若い人が多いこともあって、ノリも若いです。30代のおっさんには結構ついていけないようなことも結構あります。。20代前半ということは、大学生のノリですので、学校内で恋愛もありますし、週末ともなれば、どこかのビーチにみんなで行ってくるなんていう学生も結構います~。大学時代にきたらもっと楽しめたかなと思ったり(笑)

まぁ、そういうノリもあるので、学生の全部が真面目に英語を勉強しているかというと、そうでもない学生もチラホラいたりするというのが実情です。

○生活全般

こちらの生活ですが、平日はもう英語漬で、週末は遊びに行くか、ゆっくりするか、はたまた勉強することもできます。基本的に三食はついているので、ご飯のことを心配する必要はありません。洗濯物も週に2回~3回はやってもらえるので、便利です。飲み水は、学校や寮にすべてウォーターサーバーがついているので、飲み水についても安心です。ゴキブリやネズミがたま出没しますが、そこらへんもそんな頻繁というわけではないので、しばらくすると慣れます。また、たまに水が出なくなたり、停電が起こったりなんかもあります。ちなみに、寮内ではタバコやアルコールはNGです。でも、寮を出れば、タバコもアルコールもOKですので、寮の外で飲めます。

食事はこんなのです。最初はちょっとなれなかったですが、慣れてしまったら、美味しいですよ~↓
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○総じて・・・

私の今回の留学生活は、2ヶ月の予定ですが、この2ヶ月ので身につけられることはなにかというと・・・『英語を話すことに対する抵抗をなくすということ』かと思います。思ったほど、2ヶ月という短い期間で習得できることはそれほど多くないと感じています。英語を話すためには、単語力と基本的な文法構造をきっちり理解していることが不可欠だと感じます。こっちにきてから、単語や文法構造の理解を深めることはもちろん可能ですが、短期の留学で効果をあげたい場合には、それらを事前にしっかりやっておくと、あとはこちらでたっぷり英語漬になるだけで、有意義な時間を過ごすことができるのかなと感じました。逆にいうと、日本にいても、単語や文法をしっかり学んで、英語を話す環境に自分を置けば、英語力は伸びていくとも思います。

ただ、こっちにきて、英語を学ぶ以外にも、フィリピンの文化に触れたりするのが、かなり楽しいので、余裕があれば、海外に留学するのはオススメです。楽しいですよ~。

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