カップラーメンで知る日本製品の「ゆきとどきっぷり」

旅行

日本に戻ってから、約2週間が経過しようとしています。日本の生活に戻ってきたので、普段日本製品に囲まれて暮らしているのが当たり前の感覚に戻りつつあります。普段日本製品に囲まれて暮らしていると、日本の便利さや日本製品のすごさにはなかなか気が付かないものです。フィリピンでの生活がよい例で、一旦日本から出てみると、日本が如何に便利なのかに気づかされます。私の場合旅行が楽しいのは、海外と日本を比べて色々な違いに気づけることも1つの理由です。

さて、今日は日清のカップヌードル(シーフード味)をマレーシアで購入したものと日本で購入したものを比較してみることで、なにか気づきがないか探ってみることにしました。

「やっぱ、日本製品ってゆきとどいているなぁ!」と思わされました。実際に比較してみると色々と気を配って作っていることがよくわかり、「なるほど~」と何回か口走りましたよ。

では早速見ていきます!

↓まずは、マレーシアで買ったものの全体像です。カップの周りを紙のパッケージで覆ってありました。日本のカップヌードルごはんのようなイメージです。
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↓マレーシアで買ったものは、パッケージの表記を見る限り、タイで製造しているもののようでした。
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↓中のカップ部分だけを比較してみると、大きさは殆ど同じです。日本のパッケージの方が文字がかっこいいです。日本のものは歴史が長い分、デザインチェンジを繰り返してきているので、かっこよくなっているのかと思いました。
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↓カップを重ねてみても、間口の大きさは一緒でした。
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↓カップを上から見た図です。これも日本のほうが洗練されている感じですね。
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↓容器ですが、日本のものは紙でできているようですが、タイ製はプラスチックでした。
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どうやら、タイ製は、カップ部分はどの味も共通で使用していて、上蓋を味によって付け替えるという仕組みを採用しているようです。従って、商品についての説明は、外側の紙パッケージにて行う必要がある仕組みということですね。この方がコスト安いんですかね。もしかしたら、プラスティックに印字するコストがタイはまだ高いのかもしれない。

ただ、このプラスティックの容器はカップ麺には向いていないと思います。お湯を入れたあと、容器がかなり熱くなります。素手で持ち運ぶのは厳しい。。その点、日本の容器も熱くはなりますけど、持ち運びに苦労するほど熱くはなりません。おそらく、色々工夫した結果今の形に行きついたということなのでしょう。

そして、日本製には「蓋止めシール」がついていますけど、タイ製にはついていませんでした。「ここまでやるか日本!」という感じですね。

↓因みに、内容量ですが、カップのサイズがほとんど変わらないので、重量やカロリーはそれほど大きな差はありませんでした。
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↓さて、いざ蓋をあけて中身をみてみましょう。(左がタイ製、右が日本製)
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中身は、タイ製の方が緑の具材(おそらくネギ)が多かったです。一方、シーフードは、日本製の方が大きくてふっくらしていました。それと、粉(粉末スープ)が日本製は多い感じでした。総じて日本製の方が豪華に見えました。(日本製の方が量が多いように見えますが、それは日本のパッケージが上げ底になっているからです。)

この上げ底も、もしかすると、カップの熱さで、テーブルやなにかを傷めないようにという工夫なのかもと感じました。

↓湯を入れて3分待ちました。(左が日本製、右がタイ製)
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出来上がりは、具材のかにに大きな違いがあるものの両方とも麺のみためふっくら感にはそれほど違いはなかったです。

さて、肝心の味です。日本製の方がタイ製に比べて少し味が濃かったです。粉末スープが沢山入っている影響かなぁ。普段日本製の味を覚えている私は、少しタイ製の味が物足りないように感じましたね。また、タイ製のカップからは、少し独特の香りがしました。特に気になる匂いではないですが、日本製と比べるとちょっと変わった香りがするという感じです。

↓スープの色です。(左が日本製、右がタイ製)
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↓麺の色です。(左がタイ製、右が日本製)日本製の方が黄色が強い感じです。卵を麺に使っているからでしょうかね。
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仕組みをそのままタイに輸出していると思うので、タイ製も日本製も味は大きくは変わらなかったです。おそらく、売る地域に合わせて少しずつ微調整をして製造、販売しているんだろうなと思います。それにしても、タイ製と比べてみると日本製は色々と細かい部分までゆきとどいていると思います。

日本人のニーズを捉えた結果か、開発者が日本人だから細かい部分までゆきとどくのかよくわかりませんが、よくできているなぁの一言です。。カップ麺は、日本が誇れる文化の1つだと思うし、日本人をよく表している製品と言えるのでしょうね。

これから外国人と合うときに1つお土産でもっていくのはありかもしれないなぁ。

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