ヤマト運輸の当日配送ってそんなにメリットあるんかな?

今日は、ニュースについて素朴に考えてみたいと思います。

先日、ヤマト運輸のニュースでこんな記事がありました。

宅配便最大手のヤマトホールディングスが、2016年をめどに東京、大阪、名古屋の3大都市間で、宅配便の当日配達に乗り出すことが、5日わかった。 料金は現在の基本的な体系を維持する予定。これまでは東京-大阪間で当日配達するには航空便などで1万円以上の費用がかかったが、通常料金の宅配便での実施は業界初となる。 同社は、大型の物流センターを3都市の近郊に新設し、自動仕分けの能力を大幅に引き上げ、配送時間の短縮を図る。 すでに神奈川県愛川町に230億円を投じて物流センターを建設することを決めており、今後、名古屋、大阪向けでも大型物流センターを新設する計画だ。 サービスは、午前中に店頭などで受け付けた荷物を、物流センターで分類し、各地の物流センターに配送し、当日夜までに届けることになる。 (2012年11月5日産経ニュースから引用)

このニュースを見たときは、「ふーん、その日のうちに配送できるようになるんだ」ぐらいにしか受け取らなかったのですが、神奈川の物流センターに230億円を投資し、さらに名古屋、大阪にも物流センターを新設する・・・という部分をもう一度読んで、そんな投資してまで「なんでそんなに当日にこだわるのかな?」と思った訳です。

「当日」配送する必要があるというものは、緊急に必要なものを運ぶということですよね。 例えば、私がネットで購入したことのある家電や洋服などは普通に考えて、納期よりも価格重視で購入する人が多いと思うので、あまりメリットなさそうですよね。

メリットあるとすれば、医療品とか書類とか、とにかくどうしてもその日に必要になってしまった何かですよね。 ただ、緊急に必要になるものがそんな量があるとは思いにくいですよね。量がないと、これだけ高額の投資をする価値はないように思います。 謎が深まります…。

すると、もう1つ思い浮かんだのは、「日常品」かなと。徐々に食料品などの日用品をネットで購入する消費者が増えてきていますよね。当日配送が可能になることによって、たとえば関西圏のネットスーパーの商品で安いものがあれば、関東の消費者でも購入できるといったメリットが出てくるかもしれないなと。(こんなことになると、流通はさらに競争が加速しそうですね…)

ただ、この理由もそんなに積極的な投資に結び付くものではないですよね。。。 さらに謎が深まります…。 最後に思い浮かんだのは、「ヤマト運輸が「当日」という配送形式を日本の宅配便のスタンダードにしようとしているのではないか?」ということでした。

ヤマト運輸は、日本の宅配便のリーダー企業です。リーダー企業の戦略は、規模を生かして、低価格のサービスを実現し、シェアを取るということだった(はず。。)運送価格が同じであれば、消費者は、遅く到着するよりも早く到着する方を選ぶのが普通ですよね。となると、自然とヤマト運輸を選択する。。 もちろん、当日配送するからといって、ドライバーの人に負担がかかる仕組みは作れないし、もし事故でもあったらそれこそ信用問題です。そこで、物流センターに投資をする。

色々と頭をめぐらしてみましたが、このニュースのメッセージには「当日配送」ということに加えて、ヤマト運輸が日本の新しい配送のスタンダードを作るという宣言をしたというメッセージも込められていると考えると面白いなと思いました。 ではでは。

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