現在の株価をどう判断するか・・・。(信越化学工業株で考える。)

前回の記事で、化学業界について勉強しました。今回はいよいよ特定の企業を勉強し、投資するか決めていこうと思います。勉強の対象とする企業は、数ある化学品メーカーの中から「信越化学工業」を選択しました。選んだ理由は、ズバリ「現金を沢山もっている!」からです。(昨年末時点で、日本企業の中で任天堂に次いで2番目に多く現金をもっている企業だったようです。)どんな企業も簡単には倒産しないと思いますが、それでも現金を沢山もっている企業であれば、安心=初心者向きかなと思い考えてみることにしました。

そして信越化学工業のホームページに掲載されているIR資料や株価の動きをみながら考えました。その結果、私は「現在の株価をどう判断するか」が投資するかしないかのポイントになると判断しました。そして、現在の株価は割高だと感じるので、今はしばらく様子をみようと決めました。でも、株価が下がれば是非株を購入したい企業です。以下具体的にみていきます。

*IRに載っている数字などは取り扱いが難しいので以下内容に詳しい数字は載せていません。詳しい数字をチェックしたい場合は、信越化学工業のホームページからどうぞ。

売上・利益ともに好調。PER・PBRは業界内では高め。

売上高と営業利益

まず、売上高と営業利益をIR資料でチェックしました。どちらも右肩上がりでとても好調にみえます。株価も3年ほど前は5,000円ぐらいのときもあったのが、現在は10,000円を超えている状態です。

PERとPBR

続いて株でよく見る数字をみていきます。PER、PBRともに信越化学工業を市場が評価している数字になっています。これを私がどう考えるか…ということですね。具体的にみていきます。

PER

まず、PER。8月上旬時点で信越化学工業のPERは、「17」前後です。他の化学品メーカー(例えば、三菱ケミカルHD、住友化学、三井化学など)は、「10」を切っています。これをみると、信越化学工業が化学品メーカーの中で期待されていることが分かりますね。ただ、これを実力とみるかどうか、ポイントになりそうです。

PBR

続いてPBR。こちらも同じく8月上旬の数字でみると、信越化学工業は「2」前後です。一方他の大手化学品メーカー(前述)をみると、「1ちょっと」が多いです。こちらの数字をみても信越化学工業が他の化学品メーカーに比べて期待されていることが分かります。

私の株価予想。

さて、2018年度の決算に向けて株価はどうなるでしょうか。予想をしてみます。

現状維持か少し下がる(KZOの予想)

最初に、信越化学工業の現在の株価(だいたい11,000円)を「高い&様子見」と判断した私ですが、この価格は2018年の好決算をある程度見据えた価格にすでになっているんではないかなと予想します。したがって、これから株価は変わらないか、少し下がる可能性があると思っています。

仮にここから株価が上がっていくとなると、会社の予想を上回る業績を出していく必要がありますが、売上の面で大きく変わる要素は少ないと思います。以下セグメント別の感想を少し。

塩ビ・か性ソーダ

まず、基盤となる塩ビとか性ソーダですが、2017年の決算資料にこれらの需要はGDPの成長と同程度の成長が期待されているという趣旨の文言がありました。売上と利益の基礎になることは確かだと思いますが、GDPと同程度の成長となると予想よりも大きく業績を押し上げることは考えにくいです。

シリコンウエハー

次にシリコンウエハーですが、ネットで需給動向を調べると、300mm、200mm共に需要が旺盛です。値上げも進めているようで、これが通ると利益を押し上げることになると思います。ただ、信越化学工業の売上で半導体シリコンが占める割合は2割程度なので業績がアップしても会社予想を大きく上回ることにはつながらないのではないかと思っています。

電子部品(レアアース)

電子部品もシリコンウエハー同様にハイブリッドカーや電気自動車などの部品需要が伸びる関係で伸びることが予想できます。ただ、こちらも売上に占める割合は10%程度なので伸びるといっても全体に及ぼす影響は限定的ではないかと思います。

その他

その他の分野は、2018年度第1四半期の決算結果を見る限り伸びは一桁パーセントで売り上げに占める割合も少ないのでこちらも予想を大きく上回るようなことはなさそうです。

という訳で、私の予想は2018年度の決算も好決算になりそうなものの、すでにその分株価は上昇してしまっていてそれほど株価は上がらないのではないかというものです。PERが15付近になったら買ってみようかなと思っています。

為替にご注意!

ただ、1点注意しておきたいのは、為替です。信越化学工業は海外比率が高いので業績が為替に左右されます。どちらに転んでも株価に影響を与えると思います。円安に進めば自然と利益が出てPERが下がってとなりますし、またその逆もありうるので為替は見ていく必要があると思います。

まとめ

株を始めて購入してからいままでこれだけ1つの会社の株を買うのに色々調べて考えたことはありませんでした。投資の経験という意味では購入しないととも思うのですが、この自分で情報を収集して自分なりに考えて判断するということが投資の経験なのだと思います。信越化学工業は優良企業だということが分かり、今後も動向を追っていく企業のリストに入れます。この判断の答え合わせを来年の決算期あたりにまたやります。さてさてどうなることやら~楽しみ😊

●KZOの購入予定株価:PER15程度。(購入したらルールに従って利確&損切りです。)

ではでは。次はどこを調べようかな。

☆個別株の売買実績を記事にしています。こちらもどうぞ。

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