2023年4月26日(水)に発表されたフューチャーの決算を整理します。
全体の数字
売上は前年同期比でプラスも費用がかさんだ影響で営業利益はマイナスでした。費用については決算短信に「一部の大型プロジェクトにおいて設計段階で品質向上のためのコストが計画より多く発生したこと、研究開発投資を行ったこと」と書かれています。この部分はマイナスには考えておらず、この経験が横展開されると中長期でみればプラスになる可能性もあるのかなと思います。
セグメント別の数字
セグメント別でみると気になる数字が出てきます。それはビジネスイノベーション部門の数字です。前年同期比で売上はほぼ横ばいですが、赤字が膨らんでいます。(四半期で利益率-10%はここ数年ではじめて)売上規模は全体の15%程度なのでそれほど大きな影響はないものの、この部分が今後改善していくのかは気になるところです。
セグメント別受注残
最後にセグメント別の受注動向です。
ITコンサルの1Qは、受注高、受注残ともに増加でよい感じです。ビジネスイノベーションも受注高、受注残ともに前年同期を上回っています。ただ、ビジネスイノベーションは受注するほどに赤字が大きくなる可能性もあるのでなんともいいにくい感じです。もう少しビジネスイノベーションに属している各子会社の状況を調べる必要があるかなと感じます。
柱が崩れなければ大丈夫だと思いますので、引続きメインのITコンサル事業の動向を注視していこうと思います。
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