【2019年12月】好調なMicrosoft~プロダクトからサービスへ~ (株の積み木27個目)

株式投資

12月になりましたね。今年もあと1ヶ月です⛄

自分に課したポートフォリオ作成の期限はあと1ヶ月😱 でっきるかなー😅

というか、やるんです!😩(会社の先輩とかいいそうな感じだなコレ・・・)

さて、今回は米国の優良ハイテク企業への投資を検討します。米国の有名なハイテク企業というと、Microsoft、Apple、そしてIntelかなと思い、この3社を比較しながら考えていきます。

数字を比較しよう

主要な数字を比較してみます。

売上高

売上高は、Appleがダントツです。AppleとMicrosoftは売上同じくらいかと勝手にイメージしてました😅(イメージで考えるのは危険ですね)

税前利益率

税前利益率は、3社ともそれほど差はありません。ただ、Microsoftは右肩上がりですが、Appleは右肩下がりです。

営業CF

営業CFです。Appleが最も多いです。ただ、Microsoftは右肩上がりなのに加えて、売上高はAppleの半分程度ですが、営業CFはAppleに迫るものがあります。

自己資本比率

自己資本比率は、Intelが高いです。Appleは右肩下がりになっています。

有利子負債比率

最後に有利子負債比率です。Intelが低いです。Intelは自己資本比率が高いため、負債比率が低くなっているともいえます。逆にAppleはここのところ自己資本比率が低くなっているので、負債比率が高くなってしまっています。

いま投資するならMicrosoftか?

結論からいうと、投資するならMicrosoftがよさそうです。

今回少し調べて思いましたが、ハイテク産業とひとくくりでみることは難しく、それぞれの企業がなにをやっているかをしっかり見る必要があると感じました🤔

Appleは、プロダクト(iphoneやipadなど)をメインに成長してきたと思いますが、そのプロダクトがいま少し停滞してきていると思います😩

一方で、プロダクトではいまひとつ(windows phoneとか)だったMicrosoftはクラウドコンピューティングなどサービス分野で売上を伸ばしています👍

Intelは、Microsoftのサービスに絡んでいる感じがする(しっかり理解していない)ので、Microsoftが伸びると伸びるのかな。

ハイテク産業に分類される企業は、それぞれに得意な分野をもっているので、その長所が生きるタイミングにあるかどうかをみていくことが大事かと感じました。

詳しいことを知るには、ハイテク産業についての情報を追っていく必要がありそうです。投資は、環境の変化をいろんなところから情報を集めながら感じていくことなのだろうなぁ。

色々な情報にリーチするように心掛けるとよさそうです。発信する機会も増えてよいかも🌟

Microsoftについて

さて、Microsoftに投資するとして、現状を把握していこうと思います。

2020年6月期 1Q決算

10月に発表された2020年6月期の1Q決算です。

2020年6月期 1Q決算 数字

売上高はサービスが伸びて、前期比113.7%です。サービスの売上がプロダクトの売上を超えました。EPSは約20%伸びて好調なスタートだと思います👍

2020年6月期 セグメント別売上高

続いてセグメント別の売上高です。

サービス分野は全般的に伸びている一方で、プロダクトを扱う分野(GamingはXboxの販売、Devicesはsurfaceの販売)は減少しています。

余談ですが、ユーザーの立場で考えると、ハードウェアの買い替えはコストがかかるのでなるべくしたくないです。ただ、ソフトウェアは改良されるので、それに合わせたハードウェアは必要です。いままでこのハードウェアの買い替えは仕方ないことだと思ってきました。しかし、クラウドコンピューティングが進むことでこの問題が解消されるようになれば、ぜひクラウドサービスを利用したいですね👍

こう考えると、プロダクトへの消費からサービスの消費へ移っていくのも理解できます🙂

補足:セグメントの詳細

わたしの備忘録です。

どのカテゴリーになにが入っているのか書いておきます。

Server products and cloud services

Server products and cloud services, including Microsoft Azure; Microsoft SQL Server, Windows Server, Visual Studio, System Center, and related CALs; and GitHub.

Microsoft ホームページの決算情報より

サーバーに関わる商品やサービスです。

Office products and cloud services

Office Commercial, including Microsoft Office 365 subscriptions and Office licensed on-premises, comprising Office, Exchange, SharePoint, Microsoft Teams, Office 365 Security and Compliance, and Skype for Business, and related Client Access Licenses (“CALs”).

Office Consumer, including Office 365 subscriptions and Office licensed on-premises, and Office Consumer Services, including Skype, Outlook.com, and OneDrive.

Microsoft ホームページの決算情報より

Microsoft Officeに関わる商品やサービス

Windows

Windows, including Windows original equipment manufacturer (“OEM”) licensing and other non-volume licensing of the Windows operating system; Windows Commercial, comprising volume licensing of the Windows operating system, Windows cloud services, and other Windows commercial offerings; patent licensing; Windows Internet of Things (“IoT”); and MSN advertising.

Microsoft ホームページの決算情報より

Windowsに関わるサービス(ライセンス料など)

Gaming

Gaming, including Xbox hardware and Xbox content and services, comprising Xbox Live transactions, subscriptions, cloud services, and advertising (“Xbox Live”), video games, and third-party video game royalties.

Microsoft ホームページの決算情報より

Xboxのハードウェアとソフトウェア。

Search advertising

Search

Microsoft ホームページの決算情報より

検索広告(MSNの売上でしょうか。)

LinkedIn

LinkedIn, including Talent Solutions, Marketing Solutions, and Premium Subscriptions.

Microsoft ホームページの決算情報より

LinkedIn(ビジネス特化型SNS)

Enterprise Services

Enterprise Services, including Premier Support Services and Microsoft Consulting Services.

Microsoft ホームページの決算情報より

企業向けのサポートサービス(コンサルなど)

Devices

Devices, including Microsoft Surface and PC accessories.

Microsoft ホームページの決算情報より

PCや周辺機器

Other

Dynamics business solutions, including Microsoft Dynamics 365, a set of cloud-based applications across ERP and CRM, Dynamics ERP on-premises, and Dynamics CRM on-premises

Microsoft ホームページの決算情報より

その他

(Dynamics 365がどこのカテゴリーにも入ってなさそうだったので、その他に入ってるかと思い入れています。)

クラウドコンピューティングについて

いまのMicrosoftに投資する上で知っておかなければと思うのは、『クラウドコンピューティング』です🖥

GMOクラウドのホームページに分かりやすい説明がのっていたのでのせておきます。

(中略)そもそもクラウド・コンピューティングは、1台の物理サーバーに複数台のサーバーを仮想的に立てることができるハイパーバイザー(仮想化技術)により実現したものです。このようなサーバーは「仮想サーバー」と呼ばれ、物理サーバーに近い環境が仮想的に作られています。この仮想サーバーの登場により、スペースは今までと変わらない物理サーバー1台分のスペースで複数の仮想サーバーを運用することができるようになりました。データーセンターの集約にもつながることから、クラウド・コンピューティングは、サーバーの統合にふさわしいとされています。

※ データーセンターとは、サーバーやネットワーク機器を設置する場所と電源、接続回線などが提供される施設のことです。

また仮想化により、サーバー(インフラ)をユーザーが好きなときに好きな分だけ利用できるクラウドサービスの提供も可能になったのです。

GMOクラウドホームページより

これを読むと、クラウドコンピューティングは時代のニーズにあったサービスかつユーザーにもメリットがあるサービスだとわかります。

パソコン数台しかない小規模な企業は別ですが、それなりの規模になればサーバーを立てる必要はあるのでその費用負担がなくなるというのは大きいですね🙆‍♂️

そして、現在シェア1位であるAmazonのAWSを猛追しているのがMicrosoftのMicrosoft Azureなわけです。Azureの動向はMicrosoftの今後に大きく影響していると思うので注視しようと思います🧐

テクニカルを確認しよう

各種チャート

チャートを確認していきます。

月足チャート

月足は右肩上がりすばらしいチャートですね。2010年は、まだ20ドルそこそこだったのか。現在は150ドルなので約10年で7.5倍。ほぇ~😮

(補足)月足騰落率

これは補足です。

わたし勘違いしていたので自戒を込めてこれを入れておきます。月足のチャートをみると最近に近づくにつれて徐々にローソクが長くなってくるので、「これは値動きが荒くなっているのでは?」と思いましたが、そうではなかったです😅

月別の騰落率をみると2010年も2019年も大きな差はありません。価格が上がってくると、実額で動く範囲が大きくなりますが、割合でみると同じことです。

週足チャート

週足チャートです。

このチャートをみて思うのは、2週連続で陰線をつけることはそうそうないということです。

つまり、いまの価格と離れた価格で下で待ち構えていても買える可能性は低いのではないかと思います。3~5ドル程度なら可能性はありそうですが😅

日足チャート

最後に日足チャートです。

短期で売買するつもりはないので、日足をじっくりみてもあまり意味ないとは思いますが、できれば押したときに買いたいのでみています。ちょうど12月3日に米中貿易交渉に時間がかかる旨の発言があって株価下がりました。20日の移動平均を確認してその後は戻っています。いまのうちに少し買っておくのはよいかもです。ただ、米中の動きでまだチャンスはきそうなのでまとめて買わずに少しずつ枚数を集めていくのでよいかと思っています🙂

業績と株価の関係

業績と株価の関係をみていきます。

下のグラフは、週足終値が1株あたりのEBITDAの何倍かを示しています。ただ、支払利息が決算書から読み取れなかったので、支払利息はEBITDAに入っていません。

1株あたりのEBITDA

決算月 1株あたりのEBITDA
2017年6月期 4.94
2018年6月期 6.00
2019年6月期 7.14
2020年6月期(予測) 8.56(2019年6月期+20%)
2021年6月期(予測) 10.28(2020年6月期+20%)

 

業績と株価

このグラフをみると、2016年以降は株価は1株あたりEBITDAの11~15倍あたりで推移しています。ただ、最近になるにつれて倍率が少しずつ上がってきています。このグラフの条件通りで考えると、来年1月は2021年6月期のEBITDAで計算しますが、その場合1株あたりのEBITDAは10.28(勝手な予測)です。倍率が徐々に上がってきていることを考慮して、14~15倍で買えればと思えば、144ドル~154ドル程度です。ということは、現在の株価で少しずつ集めていってよいということになりますが…🤔

まとめ

今回は優良ハイテク企業3社を調べました。

Appleの業績が少し停滞気味で、Microsoftに勢いがあることから、いまは製品市場は成熟したので、それをどうやって便利に利用するかというサービスの時代になったんだと思います。

こういった産業の変化を注視していくことが、投資先を検討する上で大事なことだと感じさせます。

こうして株式投資に関する記事をを書きつつ表面的な部分をさわる記事しか書けないなと感じていましたが、変化に注目することでまた見えてくることがあるんじゃないかと気づかせてくれました。

引続き頑張っていきます💪

ではでは今回はここらへんで👋

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