【2019年10月】Waste Management, Inc を調べてみるよ!(株の積み木16個目)

水で育てる

ついに発売されました🌟

米国会社四季報の秋冬号です。

実際に投資するとなるとここに掲載されている情報だけで判断するのは難しいですが、米国にどんな企業があるのかということを知るにはとてもよいです。わたしの場合はこの四季報で気になった銘柄をもう少し調べるというやり方をしています。

 

さて、早速読み始めています。
米国株は、月足でみると右肩上がりのチャートをしている企業が多く、ROEやROAも高いので、目移りしてしまいます😋(ROEが高いのは自己資本が少ない企業が多いためでもありますが・・。)
 
そんな中で、今回調べてみるのは、Waste Management incです。
 
先に結論を書いておくと・・・。
 
結論:今後もゴミ処理の需要が増えることが予想されるので業績の拡大が期待できそう。ただ、現在の株価は現在の業績と少し乖離して上がっているようにみえ、かつ、チャートも短期の上昇トレンドから外れているので、少し調整する可能性があるのではと思っています。したがって、少し調整したタイミングを狙って買いたいです😋じゅるり

Waste Management, incを調べる理由

まず、なぜWaste Management incなのか?

この会社は、北米最大の廃棄物処理業者(四季報引用)だそうです。ゴミの回収からリサイクルまでおこなっています。
 
この会社に興味をもったのは、株価が右肩上がりというのもありますが、あまり景気に左右されない業種で業績がよい銘柄をポートフォリオに組み入れたいと考えたからでした。
 
すごーく単純に考えると、ゴミが増えると処理する量が増えるので、業績がよくなりそうです。ゴミが増えるために必要なのは、消費が活発になるなど景気の要素もありますが、まずは人口が増えるということだと思います。人が増えればそれだけゴミの量も増えるはずです🧐
 
では、アメリカの人口はどうでしょうか。
 
 
今回調べてはじめて知りましたが、アメリカは人口が増加している国でした。移民を受け入れているという側面もあるようです。
 
では、ゴミの量はどうでしょうか。
 
このグラフは、米国の環境保護庁が出しているゴミの量です。このゴミは、英語でいうとMunicipal solid wasteというようです。具体的には、紙や食品など一般家庭で出るものやオフィスや商業施設で出るものを指しているようです。
 
この数字をみると、ゴミの増え方はだいぶ緩やかになってきていますが、依然として量は増えていることがわかります。
 
 
急激な伸びは期待しにくいかもしれませんが、上昇傾向にあることは確認することができました。
 
また、中国が廃プラスティックなどを受け入れない方向に動いているので、アメリカ国内でゴミを処理する必要が出てくるのもこの企業にはプラスに働くかもしれません😄
 
では、ここからWaste Managementについて調べていきます。

ファンダメンタルズをみてみよう

まずは、ファンダメンタルズをみていきます。

売上高

2015年はいったん落ちましたが、それ以降上昇しています😊

セグメント別の売上高は以下のグラフ。

収集は、商業用と工業用が伸びていて、家庭の伸びはあまりよくないです。収集以外では、埋め立てやゴミの移動は伸びている一方、リサイクルはまちまちといった感じです。リサイクルはリサイクルコストと再販時の売価の絡みがあるのかなぁ🤔

収集の商業用と工業用が伸びているのは、景気の影響があると思うので、今後景気が後退するとこの需要は一時的に減少する可能性はありそうです😑

EBITDAマージン

続いてEBITDAマージン。平均して25%程度あります。結構利益がとれるビジネスなんですね。ここ3年は徐々にマージンが増えています。マージンは問題なさそうです。

キャッシュフロー計算書

ここからは財務状況です。

まずは、キャッシュフロー計算書です。過去5年間をみる限り問題なさそうです😊

営業キャッシュフローが毎年増加しているのは心強い💪

続いて自己資本比率と有利子負債比率です。

有利子負債の割合が少し高いのが気になります。自己資本が少ないので、多く見えるというのもあるとは思いますが…🤔

ただ、キャッシュフローが良好なのでそこまで心配する必要ないのかな。

テクニカルをみてみよう

ファンダメンタルズは、景気の影響と有利子負債が少し多いのが気になりますが、今後も伸びていくことがある程度期待できるかなと思います。(うーん、分析が浅い感じが‥😇)

未来は株価が示してくれると思うので、そこで答え合わせですね!

下がれば損切りして、自分の分析の甘さを再確認して、成長の糧にっ!

では、テクニカルをみていこうと思います。

株価チャート

まずは、月足チャートです。

きれいな右肩上がりのチャートです🌟

2019年から株価の上昇スピードが上がった感じがありますね。

月足チャート📈

続いて週足チャートです。

2019年からはじまった上昇トレンドは、いったん終わって、現在は120ドルのラインに跳ね返されている状態です。しばらくは様子見でしょうか。

週足チャート📈

最後に日足チャートです。

日足はゆるやかに上昇していましたが、ここにきて少し停滞気味です。週足同様にしばらく様子をみたい状況です。

日足チャート📈

現在の株価を評価する

つづいて、株価を業績と比較してみていきます。

下のグラフは、週足終値と「週足終値÷1株あたりのEBITDA」の推移です。

2019年度の業績は、下の表にあるとおりいまのところ売り上げはアップしているものの、利益は減少しています。したがって、実力は去年とそれほど変わらないと思われます。しかし、株価は昨年の8月以降上昇を続けていて、少し業績と離れた格好になっていると思えます。

週足終値と「週足終値÷1株あたりのEBITDA」の推移

2019年度の四半期決算データ

買い方と売り方

では最後に、いままでの情報をふまえて、買い方と売り方を考えてみます。

まず、買い方。

買いたいけど、業績、チャート両方から判断していまは買えないかな😑

さらには、地合いもそれほどよくないのでしばらく様子見です。

80ドルくらいまで押してくれれば確実に買うでしょうけど、そこまでは下がらなさそう。105ドル切ってきたら、少しずつ買って次の上昇トレンドを待ちたいです。

続いて売り方。

売りは、チャートに従ってです。仮に保有後上昇トレンドが始まるとすれば、週足で大きな陰線をつけそうになったタイミングで売りですね。配当利回りが高ければ売らずにもっているという選択肢もあるんですけど、2%弱なので、それであればいったんリカクしてもよいかなと思っております。

では、今日はここらへんで~✌

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