「東南アジアの発展」という意味について考えてみる。

フィリピン・イロイロから2回目の発信です。

留学生活が始まって1週間経ちました。こちらは暑いです(36℃)!スコールあります~!

最初は環境の違いに戸惑う部分もありましたが、日が経つにつれてだいぶ慣れてきた感じです。この調子でうまく進めば、少しは英語をうまく話せるようになって帰れるかもしれないと淡い期待をもっています。

今回の更新では、授業や生活の風景をレポートしようかなと思ったのですが、少し内容を変えて書いてみようと思います。

今回の留学はもちろん英語力の強化が目的ですが、もう一つ別の理由があります。それは、「発展していく国の雰囲気を肌で感じたい!」というものです。というのも私が生まれたのは、1980年近辺なので、経済成長を実感することが難しい時代をこれまで生きてきたので、発展している雰囲気ってどんな感じなのかな?と興味をもったからです。

日本にいる時、メディアを通して、「これから東南アジアは発展する」という話を聞いていました。この言葉の私にとってのイメージは、2つありました。1つは、これからは東南アジア地域の人口が拡大するので経済が拡大するという意味。もう1つは、英語の上手なこの地域の人達がインターネットを活用することで、先進国との情報格差がなくなり、なにか新しいものがこういった国から生まれてくる可能性があるという意味でした。

しかし、マンツーマンの授業中にこういった経済関係の話を先生たちとすると少し様子が違うかもしれないなと感じるようになりました。(ちなみに大半の先生の年齢は、大学生から20代後半ぐらいです。)このように感じた理由をいくつか紹介します。

○海外が利用する(語弊があるかもしれない)ことによって成長してきた歴史

私が学んでいる語学学校の先生は、コールセンターで働いた経験がある人が結構います。コールセンターは、経費削減のために、コストの安いところに置かれることが多いですよね。フィリピンのコールセンターは、アメリカ企業のコールセンターが多いようです。そこでは、アメリカ英語のトレーニングを受けるとのことで、実際にアメリカ人がかけてきても、アメリカ人と話しているという感覚を相手に与えるまでにならないと駄目とのことでした。(フィリピン人と分かったら、電話をきるアメリカ人もいたそうです。)このコールセンターのオペレーター業務は、比較的需要が多いようで、フィリピンの雇用を支えています。

もう1つの例は、語学学校です。フィリピンの語学学校は、結構韓国資本の学校が多いです。(今回の私が利用している語学学校も韓国資本の学校です。)前回も少しかきましたが、空港までの送り迎えや、洗濯、掃除、寮の整備といったいわゆる雑用は、フィリピンの方が行っています。こういった語学学校が沢山あるということは、こういった仕事に従事するフィリピンの方結構いるってことかなと思います。

なにが言いたいのかというと、先進国がうまく利用すること(語弊があるかもしれません)によって、この国の雇用が生み出されているということです。つまり、この国独自のなにかが現れてきている訳ではないのではないかということです。これは、経済発展というのでしょうか・・・。

フィリピンの若者(特に女性)は、ナースの人が多いです。彼らは、自国では給料が低いまたはもらえないために、海外でナースとして働くことを考えている人が多いです。先生の中には、ナースなんだけれども、給与が安いから、語学学校です教えているという人がいます。彼らにとっての成功のイメージは、この国の中で働くことではなく、海外に出ることなのです。これって、経済発展している国のイメージとは少し離れているのではないかなと感じました。

○政治の腐敗

フィリピンでは、5月13日はelection day でお休みです。選挙が近いということで、政治の話を先生に少し聞いてみました。フィリピンの政治家は基本お金持ちだそうです。なぜお金持ちかというと、国民から吸い上げた税金(ちなみにフィリピンは、消費税が20%!とのこと)を使って、例えば、公共工事をするとします。すると予算の一部を政治家がくすね、そして予算を渡された土建業者がなるべく安い資材を使うことによって、一部をくすねというシステムがあるようです。つまり、予算に近いポジションにいるほど、お金持ちになりやすい仕組みということです。

でも、この状況は、全然変わらないとのことです。選挙の投票率が80%と高いにもかかわらずです。

なんで変わらないのか。。それは、選挙時にお金をまいているからです。もちろん、選挙時に有権者にお金を渡すことは禁止されているとのことですが、きちんと取り締まりがなされていないとのことです。従って、国民にとって有効な政策がなされていなくても、政治家は当選し続ける仕組みが出来上がっているとのことでした。国民は、目の前の生活をしていくので精一杯なのかもしれません。

では、未来はどうなるのかな・・・と。

仮に、今のまま進むとすれば、海外の企業が安い労働力を利用するという形で、経済発展がなされるような気がします。この経済発展で得をするのは、海外の企業とフィリピンの政治家、一部の大手企業の重役なんかなのかなと推測します。つまり、貧富の差が拡大していくような形での発展になるのかもしれません。

無責任ですが、そうはなって欲しくないなぁと思ったりします。日本の企業で、東南アジアに出る企業は、搾取ではなくて、現地の人と共に成長して行くように企業を育てていけるとよいなぁと思ったりしました。

まぁ、私は、非常に限られた人から情報を入手しただけなので、全く真実でない可能性も十分にあります。今は、イロイロにいますが、またマニラに行ったら違うのかもしれませんし。

まずは、感じたことを書き留めつつ、東南アジアの経済発展という言葉のイメージを少しずつ書き直していこうかなと思います。

ではでは、今日もまた自由に!

ちなみに、こちらのスタバで、キャラメルフラペチーノを食べましたが、お味は同じでしたよん。
仕組みを作るって、すごいよ。(今回の話とは、全く関係ありません・・・)

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