20231228 今年のトレードの反省と2024年用マイルール作り

株式投資

そろそろ2023年も終わりということで、今年反省すべきトレードの原因を整理し、来年同じ過ちを犯さないようにマイルールをアップデートします。

もっとエントリータイミングにこだわるべきだった2023年

今年失敗したトレードの多くは、エントリータイミングにこだわらずにポジションを取った結果でした。

例えば…

・四季報をみて割安だと思い、下落トレンド中の銘柄を足元で購入。その後下落が続き損切り。

・気になっていた銘柄が上昇してきたので、20日線と乖離があるタイミングでジャンピングキャッチ。

・長期チャート右肩上がりの銘柄をどこで買っても同じと思い、短期下落トレンド中に購入。その後下落が続き耐えきれず損切り。

・ホールドしていた銘柄が60日線を割り利確したが、その後再度上昇したタイミングで入れず。

などなど。

負けたトレードのエントリータイミングが悪かったというのは当たりまえですね…ただ、わたしが今年負けたトレードのエントリーポイントにはテクニカルの理由付けが不足していたり、損切りラインの設定がなかったりと準備不足を感じさせる穴がちらほら。そこで来年はエントリーにこだわった買い方(売り方)をしようと思います。

反省点からみえてきたこと

月足チャートを基準に全体の値動きをイメージする必要性

繰り返しになりますが、今年失敗した経験から強く思うのは、(ある銘柄を買いだと思っても)飛びつかずにエントリータイミングをよくよく吟味することが大事だということ。つまり、買いたいと思っても一呼吸おいてチャートを調べようねと…2024年は買いたいと思ったら、まず月足チャートで値動きの全体像をイメージした後、週足、日足と期間を短くし作戦を練って立ち向かいます!

なぜこの考えに行き着いたのかを備忘録を兼ねて綴っておきます。

忘れもしない…カカクコム。

月足チャート
週足チャート
日足チャート

わたしがカカクコムをエントリーしたタイミングは今年の9月なので月足、週足、日足すべてが下落トレンド中でタイミングとしては最悪でした…株価が安いと判断しただけで購入した結果です…(はぁ…)

その後、10月で底を打って反転しています。

ただ、月足と週足は依然として下落トレンドなので上に売り圧力があることがわかります。つまり、これから上昇していく可能性はあるものの、継続して上昇するためにはそれらの売り圧力に打ち勝っていく必要があるのでそんなに簡単ではなさそうに思えます。つまり、週足の抵抗線とぶつかって跳ね返されれば、ポジションを外すなど機動的な対応が必要です。

したがって、月足が「下落トレンド」の場合は、「短期」を意識してトレードする意識をもった方がいいはず。したがってそのような対応を前提にエントリーポイントと損切りラインを検討します。

一方で、月足チャートが上昇トレンドの銘柄は、仮に日足や週足チャートが崩れても月足でサポートされる可能性があるので、日足や週足が崩れたタイミングはむしろ狙いになるとも言えます。

例えば、信越化学工業のチャート。

月足チャート
週足チャート
日足チャート

いままでは日足や週足チャートが崩れたタイミングで買った場合いずれも株価回復しています。このように月足のサポートがある銘柄は、短いチャートが崩れたタイミングはむしろチャンスといえます。ただ、月足チャートが「必ず」右肩上がりになるわけではないので、短期チャートが下落トレンド中はエントリーするタイミングではないことは確かです。したがって、短期チャートが下落トレンド中はしっかりと追跡して上昇に転じるタイミングを上手くとらえられるような工夫が必要です。

このように割安だと判断した銘柄でも、その銘柄の月足チャートの形状によってエントリーのタイミングやクローズのポイントは異なります。これらを踏まえてカカクコムと信越化学のチャートから月足「右肩上がり」と「右肩下がり」のざっくりとした特徴を考えると…

・月足が右肩上がり:十分に割安にならないうちに反転し、上昇が始まると長くなる。

 →まだ高いかなと思っても、思い切って入り、損切りラインを少し距離を置いて設定し我慢する。

・月足が右肩下がり:十分に割安になってもさらに下落し、上昇が始まっても細切れになる。

 →十分に引き付けて、損切りラインをエントリーの近くにセットし短期のリバ取りを狙う。

だと思います。

月足が右肩上がりの方がメリットが大きいように思えるので、月足右肩上がり銘柄に厳選して対応すればいいとも思うのですが、そうすると銘柄数がそれほど多くないので、チャートが崩れている銘柄に対応する練習も重ねることでどちらも取れるように練習する意味はあるかなと思っています。

今年の反省から得た学びを踏まえた2024年用マイルールとそのためのルーティン

銘柄ピックアップ

月足右肩上がりの銘柄とチャートが崩れていても業績・財務良好な銘柄(つまり割安な銘柄)をピックアップします。そしてそれらの銘柄のファンダメンタルズから足元株価の割安、割高を判断できるようにしておきます。どの銘柄でも、割高なタイミングでエントリーするのはリスクが高いので割安なタイミングを探すのは大前提です。

エントリーポイントと損切りラインの設定

月足チャートが右肩上がりの銘柄は下落してきても十分に引き付ける前に反転してしまうことが多いためある程度安くなった段階で、一方、月足チャートが右肩下がりの銘柄は、十分に安くなった段階でのみエントリーするようにします。エントリーポイントは、月足・週足・日足を総合的に判断して決めますが、株価が日足チャートの20日線を越えたところ(上昇トレンドに入った可能性)が1つの目安です。ただ、十分に安くなったところを狙う場合は、ある程度確かなサポートラインがあれば、仮に日足チャートの形状が悪くても、サポートラインを基準に反転を狙って拾うことも実践しようと思っています。

損切りラインは、チャートでポイントになる価格があるようであればそこで逆指値をセットしますが、大事なことは実際の損失額を計算しておくことだと思います。損切りラインで損切りした際の損失を受け入れられない額でセットしておくと、含み損が始まると握力が弱くなってしまい、損切りラインまで我慢できなくなることがあるためです。また、具体的に損失額を計算しておくことで、資金管理にもつながると考えています。

毎日チャートをチェック

気になる銘柄については、日々チャートをチェックします。日足をみながらエントリーポイントを探すのが主になりますが、日足では大きな流れは把握できないので、その銘柄の月足がどちらに向いているのかは日足チャートに書き込むなどして常に意識しておきたいです。

四季報と決算短信でファンダを更新

ファンダメンタルズで勝負することは最初からあきらめていますが、手軽に入手できるファンダメンタルズの情報(四季報や決算短信)をチェックし適宜更新します。これによってある程度、割安、割高の判断ができるので、追跡する銘柄を絞ることが可能です。

来年注意すること

・焦らないこと

まずは焦らないこと。エントリータイミングを逃してしまって上昇してしまっても、焦らず下げてくるのを待つ(振り子を信じる)負けが続いても、マイルールから逸脱した行動をとらないこと。とにかく、1年間決めたルールでやってみて、その結果を検証し、ルールの良し悪しを検証する。短期的に結果がよくてもあまり意味がないので、長期的な視点でトレードのスキルを向上できるように1年を通して努力していこうと思います。

・感情をなるべく排してしつこく追う

いったんクローズ(利確・損切り)した銘柄はその時の気持ちが影響してすぐに再エントリーのタイミングが来ていてもマイナスの感情が入って(せっかくとった利益が減るのでは…とか、また損切りになるのでは…)再エントリーできないことがあります。焦らないにもつながりますが、来年はなるべくシステマティックにトレードしていく予定です。

とにもかくにもトライ&エラーを繰り返して経験を積むしかないので2024年もまた1年頑張ろうと思います。

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