【2020年5月分】相場の積み木

株式投資

5月になりました。

急に暖かくというか暑いくらいですね。

新型コロナウイルスに加えて寒暖の変化もあり体調崩しやすいと思いますので体調管理に気を付けて生活していこうと思います。

さて、5月の相場です。アノマリーでは「sell in May」ですが、実際はどうでしょうか。

2020年5月1週の相場

株価の動き

4月27日~5月1日までのダウ平均株価は、約100ポイント下落しました。終値は23723.69でした。5月1日に600ポイント以上下げまして、それまで上昇した分を帳消しにしました。売買高はNYSE、NASDAQともに売買高は先週並みで、依然として急落前の水準よりも高いまま推移しています。騰落レシオ(25日)も先週に引き続き100%を超えている状況です。急落後、それなりのペースで価格を戻してきたので、アノマリー通り「sell in May」ということもありえるのではないかと思っています。売られれば、コロナで影響を受けにくい銘柄(MSFTやPG?)の購入を検討しようかなとも思っています。

その他の動き

まず金先物です。先週同様に1700~1800ドルの間を動いています。5月に株価がさがるということになれば、1800ドルを超えていく可能性もあるでしょうか。

原油先物(WTI)は、先週マイナスを記録した後価格を戻して20ドル近辺にいます。原油は消費がすすまないことにはなかなか厳しいと思いますので、引続きコロナウイルスの動向次第ですね。このまま製造業や航空業が止まっているというのも考えにくいのでいつかは上がるとは思いますが、先物は期限があるものなので、コロナウイルスの収束を含めて予測するというのはとても難しいと感じます。ということで、オイルメジャーの株式が…とは思いますが、わたしのもっているExxon Mobilは配当は維持されたものの年初からの下落がひどく塩漬け状態で石油株は手を出したくない感じです。。

最後に米国債の利回りですが、2、5、10年すべて先週に引き続き低い状態が続いています。安全資産に引き続き資金は動いているようにも思えます。

いまは買う場面ではなさそうにみえますが、今後どうなるでしょうか。

VOOのチャート

VOOの価格は、3月20日近辺の最安値から60ドル程度上昇しました。半値戻しした格好です。このまま上昇とはいかないように思えますが、どうでしょうか。来週以降も注目です。

2020年5月2週の相場

株価の動き

5/4~5/8のダウ平均株価は750ポイント程度上昇しました。5/8は24331.32で引けています。5/8に500ポイント程度上昇しており、その分が大きかったです。売買高はNYSEは前週より多少少なく、一方NASDAQは前週と同じくらいでした。騰落レシオ(25日)はNYSE、NASDAQともに5/7~5/8では120%を超えてきています。依然として新型コロナウイルスが収束する気配はみえず、3月下旬の下落で株価がコロナウイルスによる下落を織り込んだとも思えません。なので現段階で手を出すのではなく、また3月下旬レベルに下落することがあればその時にMSFTなどコロナにも強い企業や営業CFが増えているかつ財務体質が優れている企業などを選びたいと思っています。トレードが上手な方の発言などをみていると特定の銘柄をのぞいてはいまは手控えるといった意見をみますので、わたしもそのようにしようかなと思っています。

その他の動き

まず金先物ですが、株価が上昇したということもあってか先週より若干下がって1600ドル後半~1700ドル前半で動いていました。原油先物(WTI)は上昇し、20ドルを超えてきています。景気の先行指標である銅ですがこちらも上昇しており、3月に急落してから最も高くなっています。最後に米国債の利回りですが、2年、5年は先週より下落、10年は先週並でした。

商品の動きをみると今週はこのまま上昇するのではと期待してしまう動きですが、短期の米国債利回りは下落しているので、資金を株へというわけでもないような気もします。このまま上がるならそれはそれでいまもっている銘柄の含み損が減少するのでよいですし、3月のような下落があれば狙っている銘柄を買うという感じでしょうか。

VOOのチャート

最後にVOOのチャートです。20日移動平均線の上昇角度が緩やかになってきました。またボリンジャーバンドの幅が狭くなってきています。なんとなく急回復はここまでといった感じでしょうか。この後レンジで動いていくのかそれとも2番底があるのか・・・。いまは見守る感じです。Sell in Mayはあるのでしょうか。

2020年5月3週の相場

株価の動き

5/11~5/15のダウ平均株価は、600ポイント程度下落しました。5/15の終値は23685.42でした。売買高はNYSE、NASDAQともに前週よりも多少増えました。2月末の急落から約3ヶ月経ちますが依然として商いが多い状態です。NYSEの騰落レシオ(25日)は前週120%程度でしたが、今週の下落でNYSEで100%を割り込んでいます。3月末から急ピッチで戻していた株価ですが、ここらへんで一服といったところでしょうか。今週、パウエル議長は米国経済が前例のない下振れリスクに直面していると指摘していることもあるので、ここから2番底を目指すような動きもあるのかもしれません。

その他の動き

今週金先物は上昇し1750ドル近辺まで上昇しています。銅先物は下落しています。債券利回りも2年、5年債は今週最低利回りをつけています。一方、原油先物は上昇しました。先週は金先物下落、銅先物上昇など株価上昇ムードが少しありましたが、今週の状況をみるとやはりしばらくは難しいのではと思ってしまいます。右肩上がりで上昇することは難しい期間だと思うのでじっくり様子をみながら下げたところで買いたいものです。

VOOのチャート

先週VOOの20日移動平均線の傾きがゆるやかになってきたと書きましたが、今週はさらに減速して水平に近づいています。来週下向きになってしまうでしょうか。。しばらく急ピッチで上げてきたのでここらへんで再度調整があっても不思議ではないですね。やはりSell in Mayなのかもしれません。

気になる銘柄

今週はおまけでいま気にしている銘柄をあげます。

まずは、ロゼッタです。

3月末に2000円を割ってから徐々に株価を回復させて3000円台に戻っています。ただ、短期的には3500円以上はなかなかいかないのではと思っています。ただ、直近の決算もよかったですし、コロナにも強い商材を扱っておりますし、東証1部への昇格可能性もあるので将来的に株価はあがると信じている銘柄です(笑)。短期では少し下にいきそうなので下でまっています。

続いて大好きな信越化学です。

3月末に8000円台をつけたのち株価回復しまして現在は12000円近辺にいます。今年は右肩上がりで上昇するとは考えにくいので、いまの株価ではそれほど魅力的に映りません。1株あたりの資産が6400円程度なので、今年自社株買いなどをするとするともう少し価値が上がる可能性があることを踏まえて欲を言えば8000円台で買いたいですけど、9000円台前半なら買いたいなと思っています。景気が回復局面に入ってきたらガチホでいきたい銘柄です。

2020年5月4週の相場

株価の動き

今週のダウ平均株価は先週末に比べて800ポイント程度上昇し、24465.16で引けています。先週更新している際は、「ここから少し下落かな」と思っていましたが、そうはなりませんでした。今年は「Sell in May」ではないのかもしれません。

NYSEの騰落レシオ(25日)は、先週末の段階で100%を切っていましたが、今週の上昇で再び100%を超えて推移しています。売買代金は今週の金曜日に少し下がりまして、2月の暴落前の水準になりました。少し落ち着いてきたのでしょうか。一方、NASDAQは依然として商いは多めです。外出がしにくい環境で個人投資家のデイトレードが増えているというニュースがあるので、商いはしばらく多いのでしょうか。

NASDAQはNYSEに比べて新高値をつける銘柄が5月以降少しずつ増えいます。コロナの影響を受けにくいハイテク銘柄などがいいのかもしれません。

その他の動き

金先物は株価が上昇したもののそれほど動きなく、1700ドル~1750ドルで推移しています。原油先物(WTI)は、今週も上昇しています。22日(金)に一時下げる様子をみせましたが、その後持ち直して、長い下髭をつけています。来週も上昇しますでしょうか。銅先物は週半ばまではよかったのですが、木、金と値を下げました。上昇トレンドようにみえますが、来週どうなるか気になります。最後に米国債です。今週は週初めは利回り上昇でスタートしましたが、徐々に下がって先週末よりも若干高い水準で終えています。

原油や銅が上がる様子をみせているので株価も上かなと思いますが、金や債券は依然として人気があるようで株価の方向はよくわかりません。来週で5月も終わりになりますが、どうなるでしょうか。

VOOのチャート

最後にVOOのチャートです。先週末の段階では株価が20日移動平均線を下回る場面もあり、20日移動平均線の角度も水平に近くなっていましたので、下に向かうのかと思いましたが、今週持ち直して再度上昇しています。そろそろ100日移動平均線とぶつかりそうですが、100日移動平均線がまだ下向きなので、仮にクロスしたとしても継続的に上昇とはいかないのではとか思っています。

2020年5月5週の相場

株価の動き

5月もそろそろおしまいです。新型コロナウイルスと「Sell in May」におびえながら相場をみてまいりましたが、不安は杞憂に終わりました。

さて、ダウ平均株価ですが先週末が24465.16でしたが、今週は値を伸ばして25383.11で引けています。ニュースでも言われておりましたが、いままでコロナの影響を受けにくい業種が値を戻してきていましたが、今週はコロナで影響を受けた銘柄に買い注文がはいったようです。

NYSEの騰落レシオ(25日)は、先週末下落する様子をみせていましたが、今週は再び上昇し120%を超えて推移しています。売買代金も先週は少し落ち着いてきておりましたが、盛り返して商いが大きくなりました。

Brron’sのニュースでは、ゴールドマンサックスは回復はV字ではなくW字になるといいますし、日経CNBCでは過剰流動性相場で実体経済に関係なくこのまま上昇していく可能性もあるといいますしとても素人には理解できません。個人的にはゴールドマンサックス推しですが。。ワクチンや治療薬は開発途上かつこの冬に第2波の可能性、もう1回急落あっても不思議ではありません。(こう思ってると、下落しないとかあるあるですが。)

個別銘柄について考えると、コロナの影響を受ける業種例えば空運、旅行、アミューズメント、外食などは業績が悪いと思うので手だしはできないかなと。(ディズニーはDisney+があるのでちょっと気になってはいます…)これらの銘柄は下げが大きかった分戻す分も大きいので魅力的ですが、いつまた大きく下げるかわからないと感じています。バフェット様も空運の株は売却したといいますし。したがって、コロナの影響を受けにくいまたは財務状況が万全の企業でコロナ収束後に期待できる企業などある程度理由がつけられるところをみつけていきたいと思っています。

その他の動き

金先物は1700付近を行ったり来たりしています。過剰流動性相場の影響で下がりやすいようですが、香港をめぐって米中関係がよくないので上値を追う可能性も秘めているようです。コロナもあるので、大きく下落することは考えにくそうですがどうでしょうか。

原油先物は上昇しています。OPECの減産計画通りに進んでいるようです。ロシアは7月から減産を緩和するようです。原油は減産もそうですが、消費量が戻ってきて欲しいです。ポートフォリオの含み損1位であるExxonを早く助けて欲しいです…

銅先物は金曜日にあげてひけています。3月あたまに急落して以降徐々に下値を切り上げて上昇してきています。今週は先週の高値を抜けなかったので、来週抜くことができか注目しています。

最後に米国債利回りです。2年と5年は今週もまた下げています。10年債との利回り差が拡大しています。目先はやはり厳しいということなのでしょうかね。

VOOのチャート

最後にVOOのチャートです。

今週の上昇で株価は20、100、200日移動平均線の上にいきました。そろそろ20日移動平均と100日移動平均がゴールデンクロスします。チャートは上にいきそうな雰囲気を出しています。でも‥実態はそんな上にいける雰囲気ではないとは思うのですが…。といいつつも今週少しVOO買い増ししています。過剰流動性相場がどこまで行くのか…興味がつきません。株は面白いですね。ではでは、また来月です。

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