パスポートランキングが私に教えてくれたこと

先日ふとパスポートについて疑問をもちまして、ネットで少し調べてみたところ面白いデータを発見しました。

Henley&Partners Visa Restriction←ここをクリック

このデータは、各国のビザなしでいける国や地域の数を多い順にランキングにしているもののようです。このランキングをみて当たり前ながら改めて日本って恵まれているんだよなぁとしみじみ感じました。というのも、日本のスコアが165に対して、私が留学していたフィリピンのスコアはなんと59です。でも、フィリピンで私に英語を教えてくれた先生たちは日本の若者と変わらない人たちでした。ただ、生まれた場所が違うとだけで簡単に旅行できる国の数に大きな違いがあるということです。。

一方、ビザなしで受け入れる国の数はどうなのかなと少し調べてみたところ、日本は外務省のサイトに書かれておりまして、66ヶ国のようです。(2013年7月1日現在)アメリカは、Visa Waiver Programについて調べる限り37カ国のようです。日本は、ビザなしでいける国が165に対して、受け入れは66カ国です。アメリカはビザなしでいける国が166に対して、受け入れは37カ国です。この数字をみると、先進国にいるというだけで、守られていると感じますし、自由であるとも感じます。

因みに、外務省のサイトにはビザなしで受け入れる国の基準について以下のようなコメントが載せてあります。

Q4:日本からはビザなしで行ける国の人に査証を課しているのは不平等ではないですか?
A4:査証免除は必ずしも双務的なものではありません。例えば,ある国にとっては日本からの旅行者を受け入れることは経済的にプラスになるので一方的措置として日本人に対して査証を免除している場合も多くあります。他方,それら全ての国の人に対して日本が査証免除をすることは,不法滞在者や不法就労者の増大に繋がる可能性がある等,日本国内の治安や国益にマイナスになることも考えられます。したがって,査証免除については,不法残留者の発生件数のみならず,我が国の治安,旅券の信頼性や人的交流の程度などを総合的に判断する必要があります。

このコメントを見たとき、パスポートのシステムは、先進国に有利にできているんだなぁと感じました。なぜなら、経済発展した国は、自国を守るために国を選んでお付き合いできるのに対して、経済発展していない国は観光での収益を狙うために、極端にいえば付き合いたくない国ともおつきあいしないといけない(たとえ治安がわるくなろうとも。。)ということですよね。治安と受け入れる国の数に相関があるかはわかりませんが・・・。

ただ、この考え方は自然とも思います。今まで自分が作り上げてきた価値のあるものを自由に他の人に使わせたくないという特許のような考え方かなと(既得権益というと聞こえが悪いですが。。)。他の人が使うことで、価値がなくなってしまったらイヤですよね。そして、現在あまり価値を見出せていない人は、価値をもっている人にきてもらって価値を作るためのアイデアを学ぶとか、お金を落としてもらって豊かになるとか。)従って、不平等であるとは感じます。ただ、世界ってそういう理不尽なものが沢山あるんですよね。。昔読んだphaさんの本に「ゲーム風に言うと、人生は初期設定によって難易度がイージーかベリーハードかが違いすぎるクソゲーなんじゃないの」という表現がありましたが、まさにそんなもんなんだなと思いまする。日本に生まれただけで、世界の中ではイージーの方に入っていることは間違いないですな。

この先進国優位な状況ですが、有名な方の本や雑誌を読んだりしていると変化するという意見を目にします。予想されている未来の日本をみてみると、超高齢化+人口減少社会ということで勢いがあるかといえばそうではなさそう。日本はつい先日東南アジアのいくつかの国に対して、ビザなしで旅行者を受け入れることを決めました。これは、日本も日本人の消費だけでなく、海外からの旅行者の消費をを当てにしないといけなくなってきているということを意味しています。また、tppもいい例。日本国内だけでは上手くいかないから、海外との貿易をうまく利用していくというやり方です。勿論、参加することでマイナスを被る分野もあると思いますが、日本国内で完結するということが今後難しいとするならば、新しい仕組みを模索していくしかないってことかと。

また、本で読んだ限り、インターネットの存在は大きそうです。今までは、日本という国に価値があったから日本に出稼ぎにきたい人はたくさんいました。(現在でも沢山いるでしょう。私がフィリピンにいた時も日本語できれば日本で働きたいフィリピン人たくさんいました。)でも、インターネットが普及することで、場所はどこであってもそこで市場から求められる価値を提供できる人がいれば、その人にが収入を得るチャンスがあるということになり、その逆に、日本にいるというだけで仕事があるかというとそうではないということになるということが起こるという内容も書かれていました。

変わるんです。おそらく色々と。

ただ、そんな急じゃないとも思うのです。だから、既得権を持っている人は、変化するまで、既得権益を維持して生きるという選択肢もあると思います。良し悪しの問題じゃないし。たぶん、今後も既得権を持つ人と持たない人とのぶつかり合いがしばらく続いていくのでしょう。既得権を非難するのは簡単だけど、生まれた場所や環境で不平等は常に起こっているから、そういうもんだと思った方がいいような気がします。勿論、既得権を利用して散々贅沢しているような人は嫌いだけど。

んでもって、既得権を持っていない人は、やっぱ新しい流れに乗った方がいいと思う。アジアの国々とどんどん近くなるならやっぱりアジアの人とコミュニケーションとれることは大事だと思うし、ビッグデータの分析が必要になるなら、データ分析の経験や知識をもつこともまたよさそう。10年後どういう世界になるのかそして自分がどんな生活をしていたいのかを想像することが出発点になりますね。

兎にも角にも、いつ変わるのかは知らないけど、いつか変わるんです。それまでにどういう選択しますか?ってことが問われていると思うのです。いろんな要素があって選択するのもかなり大変だけど、ここを考えておくかどうかは結構大事だと感じます。

今回のブログは、以下の本を参照しました。

ちきりんさんの本はいつも楽しく読んでいるのだけど、今回は、読み終わったあとなんかヤバイかも自分と思ってしまいました。現実はなかなかに難しそうです。

パスポートの話をしていたのに脱線しましたね。。。結局このパスポートのランキングも10年後には大きな変化があらわれているような気がします。

願わくは、10年後にはフィリピンの友人たちがビザなしで日本にこれるといいな。

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