株式投資について考え始めてから約3ヶ月が経ちました。日経平均株価の上昇を受けて多少プラスで進んでいますが、色々と考えるうちに今の相場に合わせてやり方を少し変えた方がよいのではないかと思うようになりました。そして最近いままで購入した株を一旦すべて売却しました。
今回はいまいちど株式投資のやり方について考え、整理してみようと思います。
今までの投資方針
これまで私が株式投資で決めていたことは以前の記事にも書いていますが、割安(PERやPBRで判断)かつ高配当な銘柄を探してドルコスト平均法で積立投資をするものでした。この方法でリスクを分散しつつ枚数を集めて配当をもらうことができればいいと考え、高配当企業の決算短信などをみながら企業を研究し投資していました。しかし、実際に投資した感じといくつかの情報に触れたことで少しやり方を変える必要を感じました。
ドルコスト平均法の弱み
まず、個別株の投資におけるドルコスト平均法の弱みを知りました。ドルコスト平均法は、毎月一定額を個別株の購入にあてることで、株価が変動するリスクを下げつつ投資する方法です。この方法であれば、比較的安全に枚数を集めることができると考えていたのですが、実際にやってみるとそれほど上手くいかないように感じました。以下感じたことを書きます。
相場が高いときから積立始めると含み損を抱え続ける可能性。
全体の相場が安いときにドルコスト平均法をスタートさせることができれば、比較的安全に枚数を増やすことができると思うのですが、現在は日経平均が上昇しているorしてしまった局面でここから毎月一定額を積み立てていくのは相場が下がる可能性のある中で少しリスクがあるかなと感じました。
ドルコスト平均法は複数社入った投信などの方がより合っている投資法
続いて感じたのは、ドルコスト平均法は、個別株よりも複数社入った投資信託などなくならない(倒産しない)ものの方がリスクが少なく向いているのではないかということでした。個別株を積み立てた場合、急なアクシデントで株価が急落してしまうと大きな損失(お金も時間も)につながるリスクがあると感じました。
個別株の端株売買は手数料が高い
そして細かいようですが手数料の問題もあります。毎月積み立てるといっても金額に限りがあるなかで毎回単元株を前提に積み立てはできません。したがって端株で積み立てることを考えるのですが、端株の売買は手数料が高いです。そして成行注文しかできません。ちなみに私が利用しているSBI証券の手数料は単元株で購入すれば0.1%程度ですが、端株で購入すると0.5%と5倍になってしまいます。購入単価に0.5%上乗せされるというのは結構大きいと思います。
売買せざるを得ないという現実
ここまで考え経験して「配当のために損せず枚数を増やす」ということはとても難しいことなのだということと、配当は気にしつつも売買しながら進める必要があるということに気づいたのです。そして売買方法についてはいままであまり考えてこなかったので、こちらの本を読んでみました。
ダイヤモンド社
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本の内容は、四季報や決算短信を利用した企業の分析方法から株価チャートの見方まで丁寧に書かれている本でとても参考になりました。また、PER、PBRといった基本的な指標についても一歩踏み込んだ解説がなされていて根本的な理解につながりました。
この本を通じて今の私に一番響いたのは、企業分析に加えて株価のトレンドをみる必要があるということです。いままでは業績=株価というイメージで考えていましたが、それに加えて株価のトレンドを見ていく必要があり、それが売買タイミングの判断につながるという点は参考になりました。「トレンド分析=デイトレーダー向け」のようにいままで考えてしまっていましたが、企業分析とトレンド分析は車の両輪のように考える必要がありそうです。
【まとめ】配当は売れ残りにつくもの
これからも割安と高配当というのは、私の銘柄選びの基本として継続していこうと考えています。ただ、いままで考えた通り株価が動く以上売買することは避けられないので、配当を狙うというやりかたはやめて、配当は売れ残った株についたおまけ程度に考えるようにしようと思います。これからは、企業分析に加えてチャート分析にも同じように力を入れていこうと思います。ではでは今日はここらへんで!
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