ニッカウイスキー蒸留所(余市)訪問

工場見学

久しぶりのブログ更新です。
結構サボってしまいましたが、また気が向いた時に書いていこうかなと思っています。

今年の夏休みは、北海道をぐるっと周ってきました。ルートはこんな感じです。(5泊6日)
札幌→余市→小樽→トマム→釧路→網走→旭川→稚内→礼文島→稚内

基本はレンタカーを使用し、一部は電車を使って楽をしたりといった感じです。車の運転は、妻と交代でおこなったのでだいぶ楽でしたが、すべて1人で運転となると結構きついかなと思います。

ドライブに関して感じたのは、北海道は緑が多く、運転していて気持ちがいいのですが、一方で景色があまり変わらないので、眠くなりやすいかな。

さて、今日のメインは、余市にあるニッカウイスキーの蒸留所訪問レポートです。

そもそも工場見学が好きなので、北海道の工場見学もしたいなぁと思い、ネットで探していると…トリップアドバイザーで高評価だったので、「これは…いかねば!」と思い行くことにした次第です。
(この他にも、有名な白い恋人パークにもいきました。そのレポはまたいつか…)

札幌市街から車で1時間強くらいだったと思います。余市駅のすぐそばにありますので、電車で行く方は余市駅までいけばすぐです。小樽からバスも出ているみたいですよ。

入口はこんな感じです。↓

f:id:kzo1020:20140915111413j:image:w360

余市蒸留所がスタートしたのが1934年だったので、その時から変わらない入口だと思われます。そしてこの門をくぐって中に入ると、この入口からは想像できない風景が広がります。(入場料は無料です!)

f:id:kzo1020:20140915111400j:image:w360

とにかく気持ちいいです。ニッカウイスキーの創業者竹鶴政孝氏がスコットランドにウイスキー留学して学んできたことを余市で表現したということなので、この敷地の感じもスコットランドに似せていると思うのですが、まるで「ここはスコットランドか?」と思うほどの気持ちのよさです。(私、スコットランドいったことありませんが…)

この雰囲気がとても気持ちいいので、ウイスキーが好きでない方でも行く価値ありますよ、これは。

雰囲気でだいぶ満足しましたが、せっかく来たのでしっかり製造工程もみました。わたしは、到着した時間が夕方だったので、ガイドツアーに参加することはできませんでしたが、15時30分までであればガイドさんが紹介してくれるサービスもあります。

ウイスキーを作るにあたって、まずは大麦を乾燥させる工程です。キルン塔という場所で、草炭をつかって乾燥させるそうです。この場所は、よい香り(香ばしい)がします。普段の生活ではなかなか出会えない香りです。

f:id:kzo1020:20140915111354j:image:w360

次は、糖化です。糖化は、麦芽に温水を加えます。そして麦芽に含まれるデンプンを麦汁にかえます。この麦汁は、ビールにみえました。(実際にはアルコールが含まれていないビールのような感じです。)↓

f:id:kzo1020:20140915111348j:image:w360

そして、発酵。いよいよアルコール誕生です。麦汁に酵母を加えることによって、糖がアルコールに変化します。↓(ちょっと見えにくいですが、奥のタンクでアルコールが誕生しています。)

f:id:kzo1020:20140915132716j:image:w360

続いて、誕生したアルコールをさらに加熱することで、アルコール分をとりだす蒸留です。ポットの大きさや形が少しずつ違うのが特徴的でした。ポットの大きさや形でウイスキーの種類も違うのかもしれません。この加熱では、いまでも石炭を使用して加熱しているようです。(石炭は重かった…)

f:id:kzo1020:20140915132710j:image:w360

最後に、熟成です。ウイスキーといえば、「○○年もの」とかですよね。長い間寝かせることによって、味や香りが豊かになるようです。そのカギは、タルです。タルなんてどれも同じに思えてしまいますが、タルからでる香りがウイスキーに移って、ウイスキーの味や香りを決めていくそうですよ。タルの材質はかなりポイントのようです。↓

f:id:kzo1020:20140915111336j:image:w360

タルが置かれた倉庫の中は、なんともいえないよい香りがします。是非、その場で体験して頂ければ!

余談ですが、ウイスキーはタルごとに瓶詰めされるわけではないようでした。それぞれのタルでできたウヰスキーを混ぜ合わせて、最適な味にして商品化されているとのことでした。

それぞれの工程でビデオも設置されていて、画像で製造工程を説明してくれるので、わかりやすい仕組みになっていました。< br>
製造工程がおわると、資料館があります。創業者の資料やウイスキーの資料が綺麗に展示されていました。

↓ウヰスキーの熟成年別の色そして香りを体験できます。
f:id:kzo1020:20140915134457j:image:w360

↓歴代のウイスキーの展示もあります。
f:id:kzo1020:20140915111330j:image:w360

f:id:kzo1020:20140915111555j:image:w360

すべて見終わって、いよいよ試飲といきたいとこでしたが、これからトマムまで運転…ですよね。あきらめました。んじゃ土産を買っていこうと思いショップへ。やっぱり余市まできたから余市にしかないウヰスキー買いたいですよね!

f:id:kzo1020:20140915111326j:image:w360

f:id:kzo1020:20140915111322j:image:w360

…売り切れ。。。オリジナルも原酒も売り切れでした。残念。店員さんに聞いたところ、ウイスキーができたタイミングで販売するので、詳しい販売日が決まっていないとのことでした。これから行かれる方は運にまかせるもよし、ウイスキー好きの方は事前に問い合わせていつごろできそうか聞いてから訪問するのもよしです。

それにしてもほーんと気持ちのいい場所です!スコットランドにもいってみたくなりました。

それでは、またです!今日もまた自由に~。

コメント

タイトルとURLをコピーしました