今日は、ちょっと勉強です。
最近は、竹島と尖閣の領土問題がヒートアップしているけど、TPPっていまいったいどうなってんの?っていうかTPPって結局何だっけ?って思いまして…。
ちょっと本を探してみました。
Amazonで見る限り「TPP賛成!」っていう本と「TPP反対!」っていう題名がついている本が多くて、あまりバランスのよいことを書かれている様子を感じなかったので、こんなときは、分かりやすく池上さん!ということで、こんな本を買ってみました。
まず、基本の基本で、TPPとは、Trans-Pasific Partnershipの略で日本語でいうと、「環太平洋戦略的経済連携協定」のことです。
この本によると、そもそも関税に関しては、WTO「世界貿易機関」によって、加盟国内の関税は一律で決められているようです。ただ、加盟国が153もあるので、関税の引き下げなどについて、なかなか結論が出ないのが実態のようです。
そこで、個別に国同士で議論を始めたのが、FTA「自由貿易協定」とEPA「経済連携協定」のようです。(FTAは、物品の貿易自由化の話で、EPAは投資の自由化の話とのこと)
面白い例が載っていて、韓国はEUの国とFTAを結んでいるので、テレビなどの関税はすでにないようです。一方の日本はFTAを結んでいないので、関税はかかる。なんとなく、韓国商品はコスト競争力があるというイメージが先行していましたが、こういうことも影響しているんですね。
そして、TPPですよ。この仕組みには、9カ国が参加を検討しているようです。9カ国(日本が入れば10カ国)の間で関税がなくなるってことが日本にとってどういう意味があるのかということを考えていく必要があるってことですよね。
となると、考えていくのは、対象となる商品やサービスにとってのメリット・デメリットを考えていく必要があるってことですよね。工業製品は、さっきの韓国の例をみると、日本も競争力が出てよいような感じがしますよね。ただ、そもそも関税を撤廃したところで、結局価格が高くて勝てないという話もありそう。
こういったことを1つ1つ潰していなかないといけないんだな。。これは、かなり大がかりな作業になるよねそりゃ。。
んでもって、1つの視点からこの件について議論して、賛成、反対というのはたぶんあんまり意味はなさそう。じゃぁ、なにを考えれば、どういう情報があれば少し整理がつくのかな。そこを考えてみたり、情報収集してみると理解が深まりそう。
ではでは。
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