12月も後半です⛄
2019年も終わりが近づいてきました。
今年1年のわたしの株式投資を漢字で表すなら「米」ですね⭐
なぜなら、米国株をスタートした年だからです。一方で、米国に翻弄されたというのもありますが…😓
成績はいまひとつですが、学んだことも多かったので、この学びをいかして来年につなげていきたいと思います💪
今年最後は、携帯電話などの通信事業をおこなっている『AT&T』とパソコンのソフトウェア、ハードウェアを開発している『IBM』について調べます。どちらも配当利回りが高く、長年増配を続けています⭐
高配当銘柄は石油株のExxon Mobilがポートフォリオに含まれておりますが、もう1社もっていてもよいかと思い、この2社を検討することにしました🧐
もくじ
2社のファンダメンタルズを比較する
まず、2社のファンダメンタルズを比較していきます。
売上高
売上高はAT&Tの方が多いです。AT&Tは2018年にタイムワーナーを買収して売上高を上げました。一方のIBMはここ5年はそれほど売上高に変化はありません。
税前利益&税前利益率
税前利益はAT&Tは年でバラツキがあるものの、20,000百万ドル近辺。一方IBMは、ここ数年は10,000百万ドルほどです。特にIBMは年々利益額、利益率ともに下がってきています。
営業CF
営業CFはAT&Tが上昇する傾向をみせているのに対して、IBMは5年通してそれほど大きな変化はありません。
フリーCF
フリーCFは、AT&Tが買収の費用などの関係で上下しているのに対して、IBMは安定しています。
自己資本比率
自己資本比率は、AT&Tが30%程度に対して、IBMは12~13%程度です。
有利子負債比率
有利子負債比率は、AT&Tが100%前後に対して、IBMは250%前後です。IBMは有利子負債比率は高めですが、キャッシュフロー計算書の数字はよいので、負債はあまり気にしなくて大丈夫ですかね。
AT&Tの方がよさそう⭐
いくつか数字を比べてきました。
AT&Tにします⭐
なぜなら、IBMは経営状態は安定しているものの、勢いがありません。一方のAT&Tもそれほど勢いがあるとはいえませんが、タイムワーナーを買収するなど新しい動きがあります。配当をもらうのが目的ではありますが、配当に加えて株価が上昇する可能性を感じる銘柄に投資したいと思います💪
AT&Tのセグメント別売上高
AT&Tへ投資を検討するにあたって、AT&Tの中身をみておこうと思います。
Communication事業
ここが核です。
他の事業はこの事業と比べると売上規模が小さいので、ここがしっかりしていれば大崩れはないのではないかと思います。
Mobilityはしっかりしているのですが、EntertainmentとBusinessが下がってくる傾向があるのでここは注意したいです。
Warner Media事業
買収したWaner Media事業。
一定の売上は出ています。ただ、大きく成長していく様子はいまのところなさそうです。
Latin America 事業
Latin America事業。
こちらは、あまり芳しくない様子。EBITDAマージンも低く、継続する価値がどれぐらいあるのか疑問です。。
Xandr事業
まず、Xandrについては、アニュアルレポートにいかのように記載があります。
The Xandr segment provides advertising services and includes our recently acquired AppNexus. These services utilize data insights to develop higher-value targeted advertising.
AT&T 2018年 アニュアルレポートより
広告事業のようです。米国のデジタル広告大手であるAppNexusを買収したのでその売り上げもここに含まれています。
この事業は規模はまだ小さいですが、増加する傾向があるのと、EBITDAマージンが高いので期待です⭐
EBITDAマージン
最後にEBITDAマージンです。
核となるCommunication事業で3割を超えるマージンを取れています。特にMobilityは売上が増加傾向にあるなかで、マージンも高いので期待です。
Xandrは、売上高こそまだまだですが、マージンが6割を超えており、今後の伸びが期待されます。
Latin Americaは売上が減るかつマージンも低いので、なにか改善策が必要な状態です。
AT&Tのテクニカルをみるよ
ここからAT&Tの株価の動きをみていきます🧐
まずは、チャートです。
月足チャート
月足です。
2010年が25ドルで現在は40ドルなので結構上がっていると思うのですが、右肩上がりという感じではないですね。あまり高値ではつかみたくない感じです。
週足チャート
続いて週足です。
ここ数年では、2018年末に30ドルを下回ったタイミングが最安で、現在の40ドル近辺は比較的高い状態です。2019年頭からは上昇トレンドですかね。
日足チャート
最後に日足です。
短期で売買する予定はないので、日足はそれほど参考になりませんが、近々で買うとすると36.5ドルぐらいにサポートがある感じなので、そこらへんで待つのも一策でしょうか。
株価と業績の関係
次に、業績と株価の関係を調べます。
このグラフは、週足終値と「週足終値÷1株あたりのEBITDA」を示したものになります。(EBITDAは半年先の会計年度の数字を用いています。)
このグラフをみると、「週足終値÷1株あたりのEBITDA」は2017年まで4.5~5.5倍程度で動いていました。しかし、2018年から3~4倍程度になっています。
これは、タイムワーナーの買収によって1株あたりのEBITDAが上昇したのですが、株価がそれほど反応していないことが原因と思います😑
企業の価値は上昇したものの、市場は評価していないってことなんでしょうか🤔
株価と配当利回りの関係
最後に株価と配当利回りの関係をみます。
5.5%程度が平均です。5%を下回ると少し株価が高く、6%を超えると株価が安いといった感じです。
現在は平均の5.5%程度です。
まとめ
今回はAT&Tについて色々数字をみてきました。
売上高や営業CFは安定していますし、有利子負債比率もそこまで高くないので配当狙いで買うのはいいかなと思います。
問題は、買うタイミングです🤔
タイムワーナーの買収でEPSが上昇していますが、株価にそれほど反映されていない状況をどう考えたらいいのか迷います😩
市場は買収をあまり評価していないようにもみえるので、配当利回りをベースに考えて買った方がいいのかなとも思いますが、企業の価値は以前よりは上がっているので、株価に反映されてもよいとも思えます。
んー、迷いますね。。
…
…
では、今回はここらへんで👋
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