今年もあと3週間!ラストスパートです💨
今年の宿題は今回をのぞいてあと2つにしました。
・高配当銘柄をもうひとつ選択(AT&T or IBM)
・銘柄リスト(ポートフォリオ)を作成する
この2点ができれば、今年の投資業務はおしまいです🙂
さて、今回はTJX Companiesです。
小売りのカテゴリーは、Costcoにしようと思っていたのですが、米国会社四季報をみていたらTJX Companiesもよくみえたので、ちょっと欲張って調べてみることにしました🧐
TJX Companiesは、アパレルや生活雑貨のディスカウントストアです。扱っている商品によってTJ Maxx HomeGoodsなど店舗名が異なります。アメリカ中心ですが、ヨーロッパやオーストラリアにも店舗があります🇪🇺
今回調べるにあたって、取り扱い品目は少し異なりますが、同じ流通ということで、Costco、Walmartと比べてみることにしました🧐
もくじ
ファンダメンタルズの比較
まず、ファンダメンタルズをみていきます。
売上高
売上高は、3社で比較するとWalmartが圧倒的です。見えにくいですが、3社ともにここ最近は売上高が上昇しています。米国の小売りが好調な様子がうかがえます。
税前利益&利益率
続いて税前利益と税前利益率です。
税前利益は、TJXとCostcoが増加する一方で、Walmartは下げています。(Walmartは下げ幅が大きいですね・・・)
税前利益率は、TJXのみ二桁です。CostcotoとWalmartは3%前後です。TJXとWalmartは年々利益率が下がっています。(特にWalmartは5年で約半分です…)
Walmartの決算書をみかえしたところ、2018年度決算で評価損を計上してました。この減少はその分なのでそこまで考えてなくていいかもしれません。ただ、営業利益は減少傾向なので注意は必要だと思います。
営業CF
営業CFの金額はWalmartが圧倒的です。ただ、TJX、Costcoがそれなりに増やしているのに対してWalmartはそれほど大きな変化はありません。
フリーCF
フリーCFは各社ともプラスでここ5年は徐々に増える傾向をみせています。Walmartの2018年度がだいぶ少ないのは、買収をしたためだと思われます。
自己資本比率
自己資本比率は、3社とも3~4割程度。
有利子負債比率
有利子負債比率(有利子負債÷自己資本)は、3社でみるとWalmartが多少高いようにみえますが、各社50%程度で良好です。
まとめ
ここまで3社の数字を比較してきました。
3社の中で特別悪いというところはなく、しいていえばWalmartの利益が減ってきているのが少し気になるといった結果でした。
ただ、四半期決算3社調べていくのも大変ですね😅
Walmartには悪いけど、小売業界はCostcoとTJXにしようと思います。
ナンバー1企業は入れるのが定石だけど、Costcoはシステムがユニークだし、TJXはアパレルということでWalmartとはさほどかぶらないということでよしとします💪
TJX Companiesについて
さて、CostcoとTJX Companiesを投資対象に決めました。
Costcoは以前調べて記事にしているので、ここからTJX Companiesについてもう少し掘ってみてきます🧐
セグメント別売上高と利益
セグメント別の売上高と利益をみます。
2点気になる個所があるので、この点は注視していく必要がありそうです。
・HomeGoodsの利益率が下がっていること⚠
・海外のTJXの利益率が低いこと⚠
特に2つ目の海外のTJXの利益率が今後改善されるかは注視したいです。まだ米国内で店舗数は増えていってますが、いずれ飽和するタイミングがくると思われます。海外店がいずれ増えてくることを考えると、利益率が改善されるかどうかはポイントです🙂
セグメント別店舗数
続いてセグメント別店舗数です。
どの形態の店舗も年々増加しています。
特にHomeGoodsの増加が目立ちますが、さきほどの表で利益がついてきていないことがわかるので、利益率が改善されるか注目です⚠
テクニカルをみていくよ
ここからチャートをみていきます。
月足チャート
右肩上がりですね。
2010年10ドルだったものが現在60ドルになっています。
週足チャート
続いて週足です。
週足でみると、それなりに押すタイミングあるので、そこで入りたいですね。
日足チャート
最後に日足です。
2019年8月末くらいからの上昇トレンドにのっています。
このトレンドを割り込んだ後、様子みつつという感じですかね🤔
株価と業績の関係
週足終値と業績の関係をみていきます。
上のグラフは、週足終値を1株あたりのEBITDAで割った倍率を折れ線グラフにしたものです。半年先の会計年度の数字を使っています。(予測値は、KZOの勝手な予測です)
これをみると、ここ数年約10~12倍で推移しているのが最近は14倍近辺でうごいています。いままでの動きをみていると少し上がりすぎかなという気がします。また2018年末にそれなりの押し目を作っているので、入るなら押し目を待ってからで遅くないのではと思っています🙂
まとめ
今後米国の人口が増えていくと考えられている中で、生活必需品を扱っている小売業界は確かな成績を納めてくれることが期待できます。
大きくは伸びないかもしれませんが、景気が悪いときに期待できる銘柄を普段から追いつつ、ポートフォリオに含めることで景気後退期にも狼狽しないよりよい分散投資ができるのではなかろうかと期待しております😋
ではでは今回はこんなところで👋
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