前回、水耕栽培でラディッシュを育てた内容をアップしたのが2018年7月でした。その後ブログにはアップしておりませんでしたが、引き続き水耕栽培やっております。
具体的には、夏に「しそ」、秋に「ほうれん草」の栽培にチャレンジしました。しそは、改良の余地はだいぶあるものの、まぁまぁな感じで育ちました。一方ほうれん草は、失敗でした。というのも、まず発芽率が悪かったです。おそらく、10%程度だったと思います。さらに、わずかに発芽した株もほうれん草のサイズが水耕栽培ケースを超えるような大きさに成長し、どのタイミングで収穫していいかわからず、後手後手で手に負えなくなるという素人まるだしの失敗でした(笑)
ほうれん草について振り返ると、失敗の原因は、徐々に寒くなってきて溶液の温度が上がらなかったことによる発芽率の悪さ、そしてほうれん草がそもそも水耕栽培器Green Farmに収まる大きさではなかったので、サイズを見誤ったという2点でした。この失敗経験を踏まえ、今回フリルレタスにチャレンジしました。
※これは、まぁまぁ上手く育ったしそです。このあと、Green Farmでは入りきらなくなったので、土耕栽培へ移行しました。
※こちらは、失敗したほうれん草です。一株が大きいので、一見成長しているようにみえますが、発芽したのはほんの一握りでした。
使った道具のご紹介
まず、今回使用した道具をご紹介します。
水耕栽培器 Green Farm
ハイポニカ液肥
ぴたり適温プラス 2号
フリルレタスの種
以上の4点を使いました。今回、「ぴたり適温プラス」との出会いが冬の水耕栽培を成功に導いたといっても過言ではないです。それにしても、ハイポニカ液肥のスポイトは使いにくい。割れるし、ボトルの中に入ったらとれなくなるし…。あれでイライラしている人わたしだけじゃないはず(笑)
※フリルレタスの種について
今回使ったフリルレタスの種は、これです。近所の園芸店で購入したのですが、すでに消費期限が近くて、発芽するか不安でした。
フィルムヒーターで液温問題が解決!?
あたりまえかもしれませんが、発芽させるにはある程度暖かくないとダメです。ほうれん草の種をまいたときは、この基本が抜けていて、「なんで発芽しないんだろうなぁ」とぼやいてました。
あとから発芽しなかったのは、液肥の温度が低かったことが原因だった可能性があることがわかり、冬に水耕栽培するのは難しのかなと思いました。
半ば諦めて水耕栽培機を洗って冬のあいだは片付けようかと思ってたところ、面白いツールをみつけました。それは「ぴたり適温プラス」でした。この商品は、冬に小動物の住環境を暖めるために使われるもののようですが、色々調べたところ水耕栽培でも使っている方がいるようでした。熱くなっても30〜40℃程度で自動で温度調整もしてくれます。電気代も1ヶ月つけっぱなしで100円程度と大したことありません。というわけでこれをGreen Farmに敷いて使ってみることにしました。
Green Farmの苗床と容器の間にわずかにすき間があります。そのすき間にぴたり適温プラスを入れています。ぴたり適温プラスが水耕栽培器よりも若干大きいので、水耕栽培器のふたがしまらなくなりました。しかし、ガムテープを使ってゆるめにふたを閉めることでうまくいっています。ビニールを使ってカーテンをつけるのもいいかもしれないですね。
※コンセントにつけっぱなしで継続的に2ヶ月ほど使用しています。使っている感じでは、熱いというより暖かい感じです。これが原因で火事にはならないと思います。ただ、ご使用になる場合は、ご自身の使用環境と製品の仕様をしっかりご確認した上でのご利用をお願いいたします。また、Green Farmに即した使い方ではないので、その点もご留意ください。
フリルレタスの種
今回使ったフリルレタスの種は、これです。近所の園芸店で購入したのですが、すでに消費期限が近くて、発芽するか不安でした。
フリルレタス成長の様子
1週目:種をまきました。
2週目:いくつか発芽しました。
3週目:双葉がでました。
4週目:葉が大きくなってきました①
※1月中旬、寒い日が続いていますが、液温は20℃を保っています。
5週目:葉が大きくなってきました②
※発芽しなかったのは、左上だけでした。9割方発芽しました!
6週目:ここら辺から1週間で大きく成長するようになってきます。
※液温が10℃と低めなのは、液肥を入れ替えたためです。
7週目:だいぶレタスらしくなってきました。
8週目:収穫の検討を始めました。
液肥を取り替える際に、根をみてみました。きれいな白い根がびっしりです。
9週目:水耕栽培器に収まらないサイズになってきたので収穫です。
サラダにして食べましたが、おいしかったです!
まとめ
今回の水耕栽培で一番の収穫だったのは、ぴたり適温プラスを利用することで冬でも育てることができたことです。これで、1年通して水耕栽培を楽しむことができることが確認できました。発芽してから徐々に大きくなり、その後ぐっと大きくなっていくという過程はいつみても驚きがあって楽しいです。まだまだ知識が足りないと感じますが、少しずつ新しい野菜にチャレンジして水耕栽培や野菜に関する知識と経験を増やしていきたい思います。
次はなにを栽培しようかな。
ではでは、今日はここらへんで!
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